目のトレーニングは筋トレじゃない?
こんばんは!プラオプ ハセガワです。
見え方のお困りが実は目の使い方に原因がある場合、メガネでサポートすることができても、それだけでは解決しない事があります。
だから目の使い方を改善する。
つまりトレーニングが有効だったりするわけです。
例えば近くを見た時の寄り目不足「輻輳不全」は眼鏡だけで解決するのは難しい反面、トレーニングの効果が出やすい例です。
さて、このトレーニングですがどんなイメージを持っているでしょうか?
寄り目ができないんだから、寄り目筋を強化する「筋トレ」のイメージ?
目の向きは、眼球の周りについた6本の筋肉によってコントロールされているわけですが、「寄り目」を簡単に考えれば右目の内側と左目の内側の「内直筋」によって起こるわけです。
寄り目ができないというのはその「内直筋」が弱いのか?
では目だけで右を見たときはどうでしょう?
右目の外側の筋肉「外直筋」と左目の内側の筋肉「内直筋」が一緒に働いて両眼が右を向きます。
左はその逆ですね。
もし「内直筋」が弱いのならば、寄り目だけではなく「右を見る」「左を見る」時にも影響があるはずです。(もちろんそういったケースもあるでしょう)
しかし、目を左右に向けるのには何も問題がないのに「寄り目ができない」とすれば、単なる筋肉の問題ではなさそうです。
トレーニングとは?
環境や運動の刺激に対する人体の適応性を利用し,身体運動を行うことによって意志力を含めた人間の体力を高めること,もしくはその過程をいう。生体は運動という刺激(トレーニング負荷)によって変化を生じ,それを繰り返すことによって機能を高めることができる。これをトレーニング効果と呼び,期待できる効果として,筋力,持久力をはじめとして,神経系統の機能が高まることによる調節力,巧緻性の向上があげられる。トレーニング負荷の指標としては,心身の生理的な応答がとれうる内的負荷と,走向距離や挙上重量などを指標とする外的負荷がある。
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版
「トレーニング」を調べたらこんな解説が出てきました。
トレーニング=筋力強化
みたいなイメージですが、この解説を見る限りでは体に対する刺激によって機能を高める事を言うようです。
「神経系統の機能が高まることによる調節力,巧緻性の向上があげられる。」
寄り目の問題が筋力の問題ではないとしたらなんなのか?
楽器を弾けるようになりたいとします。ピアノとしましょうか?
ピアノを前にして音を出すのは簡単です。だって鍵盤を指で押せばいいのですから。しかし、それは弾けているとはいいません。
音楽を奏でるには左右の手が別々に動き、10本の指がそれぞれ正確な音程を、別々の力加減を行って音に彩を与える。足も動かして音の響きをコントロールする・・・。そんな事ができなければいけないわけです。
ドラムは?ギターの弾き語りは?エレクトーンは?!右手、左手、右足、左足バラバラに・・・・
最初のうちは体を思い通りに動かせずに右手と左手が一緒に動いてしまったりしますが、何回も練習を重ねる事でいつの間にか自由に楽器を奏でる事ができるようになります。
これは「筋力強化」でしょうか?(そりゃあ長時間引き続ける持久力は付くかもしれませんが)トレーニングとはこの場合「体の動かし方を脳に教える事」です。
近くの物を見る時に左右の目を別方向に動かす・・・。つまり右目は左に、左目は右に・・・できる力は持っているとしても、それをうまく使う事ができないとしたら・・・それを改善する為にしなければいけない事は「筋トレ」ではなく、「体の動かし方を覚える」という「練習」のイメージに近いものでしょう。
つまり「トレーニング」という言葉にも様々な意味があるように、「目のトレーニング」も様々な意味がある、筋トレというよりも目の使い方を覚えるという意味があるのです。
簡単な事のように思えますが、なぜ難しいのか?
次回はその辺を掘り下げてみます。
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