「眼鏡作成技能士」

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眼鏡の資格として、今までは「日本眼鏡技術者協会」という組織が「認定眼鏡士」制度を運営し、様々な条件と様々な試験を通して眼鏡技術者の技術の評価をしていましたが、2022年11月に「国家検定資格:眼鏡作製技能士」に移行し、今までは民間の資格だったものが、国家検定資格に移行しました。

これがなければ眼鏡を扱えないわけではないのですが、眼鏡を扱う上で必要とされる知識、技能を持っているか?を公に評価されるという事になります。

眼鏡技術者の資格の遍歴

眼鏡技術者の資格はずっと以前から存在しており、かつては大阪の組織で独自の「眼鏡士」資格が制定されたり、東京の眼鏡学校が卒業生に付与する「眼鏡光学士」資格が存在しましたが、それが「日本眼鏡技術社協会」の元「認定眼鏡士」制度に統合されました。

階級は、学校など専門教育を受けた人たちが取得できる「S」「SS」「SSS」級
専門教育を受けずに独学で取得する「A」「AA」「AAA」級がありました。
文字が多い方が高い階級になります。

そして「S」と「AA」が同格、「SS」と「AAA」が同格で、最高位の「SSS」の取得は専門教育機関を卒業しなければ挑戦できません。
さらに認定眼鏡士には3年間の有効期限があり、その間に生涯教育をうけ、所定の単位を取得しないと更新できないという仕組みでした。

国家資格化を目指す過程で「A、AA、AAA」が「SS」に統合されていきました。

いずれも国家資格ではなく、民間の資格です。

実は先進国で眼鏡技術者に国家資格がなかったのは「日本」だけ。しかも周辺アジア諸国においても国家資格化が一般化しているのが現状です。

国家資格化で何が変わるのか?

国家検定資格の制定に伴い、既存の「認定眼鏡士」は特例講習をへて「国家検定資格:眼鏡作成技能士」に移行いたしました。

その際に最高位「SSS」級も「SS」級も「1級眼鏡作成技能士」となりました。以前の「A、AA、AAA級」の「SS級統合」も含め、「1級眼鏡作成技能士」とは言っても技術レベルには大きな差が存在しています。

長谷川は「AAA級」から「SS級」そして「1級眼鏡作成技能士」という経歴です。

プライオリティ・オプティシャンズとしては、これからやることも変わらないし、変えるつもりもありません。
むしろ今までと同様にアップデートをしてゆき、できることをどんどん増やしてまいります。

眼鏡を適切に合わせるには眼鏡学の範囲を超えた様々な知識も必要です。
生涯勉強には終わりがありません。