VioRouっていいよ②
こんばんは!プラオプ ハセガワです。
VioRouについて、眼鏡を合わせる眼鏡士の立場として僕が感じた事を書こうというこのお話。
具体的に何に感動したのか・・・
VioRouはブランドが立ち上がって約4年なのですが、元々はKAMUROの中の一つのコレクションシリーズの流れを汲んでいて、実は10年以上の実績があるのです。
4つのシリーズ「”B”asic」「”S”tandard」「”F”lagship」「”S”un”G”lasses」があるのですが、”B”シリーズはVioRouの考える眼鏡というものが最も現れているものだと思っています。
その特徴はなんといっても、コレ。
この前にビヨーンと張り出した鼻の部分と肩の部分。
僕はコレを見たときに「これだーーーーー!!!」と稲妻に打たれたような衝撃を覚えたのでした。
眼鏡のデザインにもトレンドがあり多かれ少なかれそれに影響を受けます。
そして、革新的なアイデアや造形が生まれたりしてワクワクすることもあります。
でも、眼鏡に携わって20年。飽きてきたのか慣れてきたのか、眼鏡デザインにあまり感動を感じなくなりつつあったところに・・・
ズガアアアアアアァァァァァァアアアン!という衝撃が走ったのです。
この部分に・・・。
デザインのアクセントになっているのはもちろんですが、コレ・・・こういうことなのです・・・
あらゆる方向に調節が可能・・・上下左右自由自在・・・
これは個人個人で違うお顔の形に合わせ、最適な状態にフィッティング(顔に合わせて調整する事)が出来るというわけです。
眼鏡フィッティングは「掛け心地を良くする」だけが目的ではありません。レンズの性能を最大限に引き出すには、目に対して正しい位置に正しい角度で置かれる必要があるのですが、そういった部分を本当に細かくあわせる事が出来るのです。
そういう目的を持った機構を付けるという意味ではなく、デザインのエッセンスとして見事に調和してとても魅力的に見せている。
複雑な何かを付加するのではなく、造形でそれを実現してしまう。
これは、メガネというものの本質は「視覚の矯正」の為に存在している事を、「人を彩るアクセサリー」でもあると言う側面が邪魔することなく、ものすごく高い次元で両立させている・・・
眼鏡とは顔に乗って完成するものだと言う事が、何も聞かなくてもモノが語りかけてくる・・・
そんな風に感じたのです。
しかも、この大きな肩の部分のおかげで、前から見たレンズの幅に対して全体の幅が一般的な眼鏡に比べて広く、ユッタリと顔に掛かり圧迫感が出にくいのです。
そして、こんな風に眼鏡がゴロンとなってもレンズが浮くので傷がつきにくい!
熱く語りだすとキリがないわけですが、このビヨンとなっている部分。こういう風に曲がっている・・・ただそれだけで眼鏡としての機能性と唯一無二の個性。掛けてワクワクするようなデザインを実現してしまっているのです。
今日はここまで、まだまだ語りますよ!!
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