夜が眩しい④:スターバースト
こんばんは! プラオプ ハセガワです。
先日の定休日は雪下ろしでした。
腰が痛いです。
さて、夜の眩しさについて。前回は「高次収差」についてのお話をまとめました。
じゃあ実際にどうしたらいいのか?と言うお話はもう少し待っていただいて、今日は「光が花火のように散る」見え方。「スターバースト」についてをちょっと。
スターバーストとは?
こんな感じの見え方の事。
光の点から光の線がブワーと伸びて見える。
こんなに酷くはないかもしれませんが、多少は普通あるものです。
光の通り道に、邪魔者がいるとこんな見え方になる事があります。
例えば「まつ毛」
測定室に設置した明るいライトをスマホで撮影した画像です。
ここに「まつ毛」を乗っけます。
これを、こう!
すると、こんなふうになりました。
線が見える!
まつ毛はもっと細くて沢山生えていますから、光の通路つまり「瞳孔」に掛かると複雑な曲がり方をして光の線を生む事があります。
なので、もし目を「カッ!!」と開けたらスターバーストが消えるのならば、それはまつ毛のせいと言う事ですね。
光がキラキラしている写真はカメラに「フレアフィルター」というものを被せてワザとそのように映るようにしています。実物は見たことはありませんが、規則正しい傷がわざと入っているのかな?
なので、レンズの表面に細かい傷が沢山ついていたり、熱による「クラック」というひび割れが発生していると「スターバースト」が発生することがあります。
そのような「目の外側にあるもの」に起因するだけではなく、光の通路「瞳孔」の中に原因があることも・・・
つまり「白内障」
白内障は目の中のレンズ「水晶体」が濁ってしまう事。
いろんな種類の白内障があるのですが、ちょうど水晶体の真ん中に濁りができるとそれが邪魔して光が散って見える・・・スターバーストみたいな見え方につながる事もあるようです。
(といってもスターバーストの原因は色々あると書いたように、それがあるから「白内障??」というわけではありません。見え方の変化はお医者様に見ていただきましょう)
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