ゲーム用メガネを考える。【e-Sports】
こんばんは! プラオプ ハセガワです。
いい天気の長岡市。雪もものすごい勢いで溶けてきてもう春が来た!そんな気分です。でもまだ2月なので気が抜けません。
さて、「ゲーム用」の眼鏡のお話です。
「ゲーム」と言ったらあなたはどんなものを想像しますか?
僕はいわゆる「テレビゲーム」をイメージします。ファミコン世代なので。スマホでのゲームもありますね。
でも大多数の方は「ゲーム」=「コンピューターゲーム」と思うのではないでしょうか?
コンピュータゲームの進化は凄まじく、ファミコンが流行った当時はカクカクしたキャラクターが縦横に動くだけだったものが、普通に暮らしていては味わうことのない「非現実的」な体験を「本物?」と思えるほどのリアルな画像と動き、そして空間の中で「擬似体験」できるようになりました。
ゲームの進化とともに育っていった僕たちの世代は、それが身近にある事が当たり前に感じるのですが、それが「遊び」や「趣味」の域を超え、いまや「e-Sports」と呼ばれてゲームをプレイすることが「仕事」つまり世界中に「プロ・ゲーマー」という「職業」が生まれることを予想していた人はどれくらいいたでしょう?
考えてみれば「将棋」や「囲碁」も「ゲーム」であり「プロ」がいるし「野球」や「サッカー」も「ゲーム」と呼ばれ「プロ」がいる。だとしたら「能力」のぶつかり合う「勝負」をしていることはコンピューターを介しているだけで何も違いはありません。
「プロ」である以上は「楽しい」だけでは済まされません。「勝利」しなければならないシビアさがそこにはあるわけです。
そんな「e-Sports」に求められる「視覚」について考えてみたいと思います。
「視覚」と「ゲーム」
「ゲーム」の種類にもよるのでしょうが、瞬発力、素早さ、判断力、正確な操作などが求められるのは正に「スポーツ」
「e-Sports」と呼ばれるのも納得です。
「視覚」の面から考えると・・・
「画面の中で起きた変化に気づく」(周辺視野)
↓↓↓
「変化に視線を向ける」(眼球運動)
↓↓↓
「それが何か?を認識する」(両眼明視)
↓↓↓
「適切な行動を組み立てる」
↓↓↓
「体を動かして操作する」
↓↓↓
「結果を判断する」
ということを繰り返していると考えられます。
これは「視覚:Vision」の意味と全く同じです。
つまり高度な「視覚」が勝負の行方を左右するわけです。
この「視覚」のレベルはトレーニングによって鍛えることができますが、それ以前に「ちゃんと見えている事」ができていないとその能力は最初の入り口からつまづいてしまうわけです。
「ちゃんと見えている」とは目に鮮明な映像が写っている事と言えますから、ピントが合っていない状態があるならばそれを補う必要があります。
つまり眼鏡は単にハッキリと見えるようにする意味だけではなく、そこから先の「視覚のパフォーマンス」を高度に発揮させられるかどうか?の重要な入り口となるのです。
私たち「眼鏡技術者」は、使う方がどんな場面での問題を解決したいか?それを知ることが大変重要なわけですが「e-Sport」を戦う事を考えた眼鏡を作る場合に「ゲーム」と言うものが何か?ユーザーさんはどんな姿勢で「ゲーム」に臨んでいるのか?どんなカテゴリーのゲームをどんな環境でプレイしているのか?を共有する必要があります。
「ゲーム用」という一言ではそれにどれくらいの熱量で取り組んでいるのか?はわかりません。
まずは「共通認識を持つこと」が大切なわけです。
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