視力4.0なんて可能なのか?③
こんばんは!プラオプ ハセガワです。
視力の限界を探るこのシリーズ。ちょっと間が空いてスイマセン。
前回は目の奥ではモノはどれくらいのサイズで映っているのか?を考えてみました。
今回は目がどれくらい細かい物まで見る事ができるのか?を考えてみましょう。
前回の記事で視力とは「2つの点の隙間が見分けられるか?」と言い換えたわけですが、目の方がそれを見分けられなければなりません。
目の奥には「網膜」という膜があって、そこに「視細胞」という光に反応する小さな細胞が約2μm(マイクロメートル=1/1000mm)の間隔で並んでいます。
ということは、2μm以下の隙間は見分ける事ができません。
なぜかといえば・・・
例えば今あなたがみているこのスマホ、あるいはパソコンの画面は小さな点の集まりでできています。
画面のなかで2つの点に隙間があるように表現するためには点が3つ必要です。
なんでかといえば「点」「隙間」「点」の3つがいるからです。「点」「点」の2つだけで隙間がなければただの「長い点」になってしまうので、点が離れているように見えません。
それを目に置き換えてみれば、さっきの「点」「隙間」「点」の3つが「2μm」「2μm」「2μm」が最も小さいパターンになるので、「2μm」よりも小さい隙間は見分けられないというわけです。
では「2μm」の隙間って視力に直すといくつになるのか?
視力1.0が目の奥で5μm
だとしたら視力2.0はその半分の細かさだから2.5μmまだ見分けられる。
視力4.0なら更に半分の1.25μm・・・ということは、視細胞の間隔よりも小さい・・・
ということは・・・
ムリなんですね・・・4.0って
視力検査で最高が2.0までなのって、理にかなってるんですね。
じゃあなんで視力6.0なんてお話があるのか?といえば・・・
なんでだろう??
結局、見えるって頭の中で作られるものなので、単純に目の仕組みだけでは理解できないものもあるのかもしれませんね。
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