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眼鏡で「見える」とは?

こんばんは!プラオプ ハセガワです。

先日「眼鏡を掛けた事はないが次の免許更新には眼鏡がいるかもしれない」というご相談を受けました。

その時に印象的だったのが「眼鏡を掛けたらどうして視力が上がるのか?見えるものが大きく見えるようになるのか?」というご質問です。

眼鏡を一度も経験した事がなければ、確かにそう疑問に思う事は不思議ではないと思いました。

そこで、眼鏡を使って「見える」ようになるとはどういう事なのか?を今一度考えてみたいと思います。

フォーカスとズーム

ついこの間、月食がありましたね!

写真上手にとれましたか?

空を見上げて大きな月をスマホのカメラで撮ろうとしても、意外と月って小さくて画面いっぱいにはなかなか写りません。

そんな時はカメラの「ズーム機能」を使って大きく映るようにします。

でもそのままでは綺麗に写りませんね、ピントが合っていないと綺麗な写真にはうつりません。

もっと本格的なカメラをつかって大きく「ズーム」して「フォーカス」を合わせて「ピント」がバシ!!と合うと月のクレーターまで見えてしまいます。

被写体をハッキリさせるのは「フォーカス」
被写体を拡大するのが「ズーム」

じゃあ眼鏡はどっちなのでしょう?

眼鏡が見える仕組み

「ズーム」を訳すと「拡大、縮小すること」だそうです。

で「フォーカス」を訳すと「焦点」だそうです。

眼鏡の役割は目の奥で光が焦点になることを助ける道具です。

なので「拡大」・「縮小」するのではなく「目のフォーカスを助けピントを合わせる」道具です。

さっきの月は望遠レンズを使って撮った写真でしたが、肉眼ではこんな大きさです。

もし「ピントが合っていない=(簡単に言って)視力が高くない」状態で同じ景色をみたら下の写真のようにボヤけて見えている事でしょう。

眼鏡を掛けるとピントが合うことで、下の写真のようにハッキリと見えるようになるわけです。

もしかしたら月がボヤけるぶんだけ広がって見えて大きく感じていたものが、ピントが合ってハッキリ見えるようになった事で引き締まり、小さく見えるように感じるかもしれません。

なので眼鏡を掛けて視力が上がるのは、「大きく見えるようになる」のではありません。

「ハッキリするようになる」事で小さなものが何なのか?が見えるようになり、小さなワッカの切れ目が判断できる=視力が上がる・・・

というわけです。

が、眼鏡を掛けている人からツッコミが入りそうですね。

「眼鏡をかけると景色が小さく見えるよ?」とか

逆に「眼鏡を掛けると物が大きく見えるよ?」とか

なんででしょうね?

次回はそんなお話です。

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