修理もお任せください。
こんばんは!プラオプ ハセガワです。
初雪の大混乱には「今年の冬はどうなってしまうのだろうか・・・?」とビクビクしておりましたが、割と小雪な長岡市でございます。
さて、もうすぐ5年目を迎えそうなプラオプでございますが、5年も経ちますとご愛用いただいております眼鏡が「こ・・・こわれたーーーー!ウワーーーー!」というご相談も増えております。
「壊れる」とか「曲がってしまった」
そんな時に僕はどう思うかといいますと、実は嬉しかったりするのです。(ショックを受けているのにスイマセン)
不思議に思うかもしれませんが、それはつまり「使っていただいている」からこそ起こる事。
作った眼鏡がその人の生活と共にある。それを僕は嬉しく感じてしまうのです。
ですが困った事態はなんとか解決しなければなりません。
プラオプはできるだけ修理をお勧めしております。
預けていただけるようであれば、メーカー、もしくは福井は鯖江の修理専門工場に送って強度も仕上がりも十分な対応が可能ですが、この場合1週間から、場合によっては1ヶ月以上の時間がかかってしまう事もありますので、我慢するか、予備の眼鏡がなければなりません。
ですが、そうも言っていられない事もあるでしょう。「これがないと困る!!」
そこで、お店で修理をする事もあります。
全てができるわけではありませんし、修理跡が残ったり、強度の面では劣りますが、使用には十分耐えられるようにお直しします。
今日はそんな事例を2つご紹介しましょう。
チタンフレームの鼻当て折れ
今の金属製フレームはほとんどがチタン製です。
チタンは軽くて腐食に強く(初めから表面が酸化しているので)人体にも優しい金属なので、眼鏡にはもってこいです。
ところが、加工するにはなかなか難しい素材でして、店頭で修理をしようとしても熱に対する反応がシビアなので、ロー付(溶かした金属で繋ぎ合わせる方法)が大変難しいのです。
でも、特殊な道具とやり方と経験でロー付できちゃうんです。(できない場合もあります)
これは折れてしまった眼鏡。
これを特殊ロー付でくっつけます。
「チタンフレーム」は店頭で修理不能・・・。と言われる事は多いです。
なので対応できる眼鏡店は少ないようです。
実は僕は20数年前からチタンの即日修理(場合によってはお待ちでの対応)を相当な数こなしてきました。
なので、お困りの際はご相談ください。
ただ、本音を言えば・・・
できるだけ修理専門の工場に出したいです。
なんでかと言えば「レーザー溶接」ができるから。
どうしても店頭での修理ではバーナーを使うので、修理箇所を中心に広い範囲に熱の影響が出てしまいます。
でもレーザー溶接なら修理箇所だけをピンポイントで狙えるので、修理跡が極めて小さく塗装にもダメージがはいりにくく、しかも違う金属を使ってつなげるのではなく、素材そのものがくっ付くので強度も高いです。
しかも納期が早い。月曜の午前中に受けたら水曜日の午後にはお渡しができる(場合もある)のです。
今回は鼻当ての事例でしたが、よく壊れる部分に蝶番の部分があります。
これもさんざん修理してきましたので(場合によっては)対応可能です。
次回はもう一つの事例を書きたいと思います。
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