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乱視とは

例えば虫眼鏡に使われるレンズを輪切りにした場合、どの角度でも同じ断面になります。そうでなければ精度は低く使い物になりません。

でも、卵を横に寝かしたように、縦につぶれた形をしているとどうなるでしょうか?

下の図は、正確なレンズが「焦点」を結んでいる様子です。

そして下はレンズが縦に潰れている状態、これだと縦方向の輪切りは光が強く曲がり、横方向はあまり光が曲がらないようになり、それぞれで焦点を結ぶ位置がずれてしまいます。(焦点にはならないので「焦線」といいます。)

縦方向の輪切りがピントが合う状態でも横はまだピントが合っておらず、横にボケているような状態になるのです。こんなふうに。

乱視は眼のレンズの歪みです

実は眼のレンズはガラスのレンズのように硬くはないので正確な形である事のほうが珍しく、ある方向から押されたボールのように多少楕円になっている事がよくあります。

その場合強く湾曲している方と90度離れた弱く湾曲している方では度数が異なります。

その差が「乱視」です。ですので乱視はほとんどの方が持っておられ、無い方がむしろ珍しいのです。

乱視の見え方は縦線と横線でピントの位置が異るので、滲んだような、ブレたような見え方をします。 

こんなふうに・・・

よく「モノがダブって見える」とか「信号がいくつも見える」といった症状を感じる事がありますが、乱視はあくまで「片目だけでおきている」問題です。

なので片目を隠してそのように見えるのならば乱視の可能性は大きいですが、もし「両目で見たときだけダブって見える・・・」という場合、それは乱視ではなく「両眼視」の問題である可能性が高いです。

ダブるといっても、原因は様々なのです。

乱視の矯正

コンタクトレンズの場合は少々複雑で、眼の表面の「角膜」に全ての乱視の原因があるときは「ハードコンタクトレンズ」が有効なケースが多いようです。

硬いハードコンタクトを装用すると、レンズのキレイな表面が角膜の代わりをして(角膜とレンズの隙間は涙が埋めます)乱視が消えてしまいます。

逆に乱視の原因が「水晶体」にあった場合、ソフトコンタクト、あるいはハードコンタクトの「乱視付き」が有効なようです。

さらに「角膜」にも「水晶体」にも乱視があるのだけれど、お互いが打ち消しあって眼全体としては乱視が無いような場合、ソフトコンタクトが有効です。
この場合ハードコンタクトを使うと、せっかく打ち消していた角膜の乱視が無くなり、水晶体の乱視が現れて眼全体で乱視が発生してしまうからです

乱視はなるべく矯正したい

見え方の問題が乱視にあった場合、それをシッカリと矯正しなければ解決はしないものです。

近視の場合はある一定の距離に近づけばハッキリと見る事が出来ますが、乱視はどんな距離においても付きまとい、ハッキリと見る事を邪魔します。

例えば「川」の字と「三」の字のように、文字の特徴にあわせてピントの位置を細かく動かすようなことを無意識におこなって、それが疲れにつながっているならば解決策は「乱視の矯正」です。

乱視のメガネを通して見ると、慣れるまで景色が縦にあるいは横に、はたまた斜めに潰れたような歪んだような見え方をする場合があります。

しかし、眼球は丸いのに四角いものは四角く見えて、平らなものは平らに見える。視覚は眼から受けた信号を使って脳が作り出すものです。

つまり、正確に矯正されていれば慣れるにしたがい徐々に視界の違和感は減ってゆき、疲れの原因が乱視にあったならば慣れとともに疲労感は減ってゆきます。

問題が大きいほどそれを克服する努力が必要です。「人」が使うものですから理屈どおりにはいかない場合もたくさんありますが、変化を乗り越えたときにはじめて快適さは得られるものです。