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度付きサングラス【拘ります】

こんばんは!プラオプ ハセガワです。

夏になり、日差しも強いこの頃。

度付きのサングラスをオーダーいただくことが増えてまいりました!

単に度数の入っているレンズに濃い色を付ければ「度付きサングラス」なのですが、プラオプはその仕上がりに拘ります。

まず、レンズのコーティングについて。

 

透明なメガネレンズは今、「反射防止コート」が付いているのが当たり前ですが、これは窓ガラスのようにギラギラ反射してしまうとその奥が見えないような現象が普通は起きてしまう異を防止するため、レンズの表面にミクロの膜を何層も重ねることで光の反射を減らし透明度を高めるものです。

「見る」為にはとても素晴らしい機能なのですが、サングラスの表面は白く反射していますよね。なので単にメガネレンズの色を濃くしただけでは仮に元のサングラスと同じ色で作ったとしても、だいぶ雰囲気が異なってしまいます。

表側からみたら目が透けて見えなかったのに、度つきにしたら目が透けて見える・・・。

下は元のまだ度付きにしていなサングラスです。表面が反射していますよね。

これはメガネのレンズに単に濃い色を付けたサンプル。蛍光灯以外の反射がほとんど無いのですが、蛍光灯の色が緑っぽいです。

だからレンズの表面は元のサングラスと同じように「反射」してレンズの裏側、つまり目に近いほうは「反射防止コート」を付けて見栄えと見え方の両方を備える「内面マルチコート」仕様をプラオプは薦めます。

「BCAR」とか「RM」とかそんな呼ばれ方をしています。

これは「BCAR」の表面、元のサングラスのように反射しています。

で、コッチが裏面。反射防止コートによって蛍光灯以外の反射がほとんどありません。

これを加工してサングラスに組み込むとこんな感じ。

もともとの状態とほぼ変わらない仕上がりです!

さらに、サングラスはレンズのカラーも含めてデザインされているものです。
そのままで仕上げたいですよね。

そんな場合、サングラスレンズの色を見本として同じ色になるように指定することも出来ます。(素材などの影響で完全に同じにはならないのは仕方がありません)

右はじのレンズは元のレンズ、今回はこれを見本に色をつけてもらいました。

ほぼ同じ色といっていい仕上がりです!!

あと、レンズの「形」も重要です。

度数が入るとそれに応じてレンズの湾曲具合が変わります。

そうするとサングラスの表の形状が変化して雰囲気がだいぶ変わってしまう事があります。

なので、湾曲具合を指定したり、レンズの位置を若干後ろ寄りにセットしたりとか、度数にもよるのですがなるべく元の形状を維持するようにレンズの仕様も考えます。

つまりプラオプが目指すのは・・・

「え?!コレ、度つきなの??」というサングラスです。

雰囲気を変えず、元のイメージをなるべく崩さない。

そんなお気に入りのサングラスをお気に入りのまま使っていただく工夫をいろいろ駆使します。

もちろん偏光レンズや調光レンズ、その他コントラストを上げるレンズや遮光眼鏡など、より高機能な光をコントロールするレンズも沢山ありますので、用途にあわせてカスタマイズもさせていただきます。

 

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