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予約枠、2時間っていったい何をするの?③

こんばんは!プラオプ ハセガワです。

連載3回目。

前回「右目と左目の度数」が分かりました。左右別々で測る一般的な測定法です。

そしてココから先は「両眼視検査」に移ります。

7.遠方両眼視検査

両目で見たときに、なにか見えにくさ、お困り感の原因がないかどうか?を調べます。

検査室を完全に明るくし、なるべく自然な状態にします。

ようするに網膜の中心でシッカリ見る事ができるかどうか?を調べるのですが、人の目の網膜の中心は明るいときに働く細胞しかありません。

だから中心で見ているかを調べる為には「自然な明るさ」というのが大切なのです。

そして「自然に見ている時に起きてしまっている問題」を調べる為にプラオプは「ポラテスト法」という方法を使っています。

このポラテスト法は「なるべく自然な環境」である必要があるのですが、プラオプの検査室はこの「ポラテスト法」を行う為に作られています。

  • 残像の残らない適度な明るさ
  • 余計な物が視界に入らない
  • 自然な5m以上の距離
  • 網膜の構造を考慮した視標
  • 右目、左目で完全に別々に見える視標

などの要件を満たさなければなりません。

「ポラテスト法」を駆使し、様々な視標を使って「運動性変化」=簡単に言ってしまえば左右の目線を揃えられるかどうか?と、「感覚性変化」=目線を揃える事の負担が網膜の中心で見ないクセを作っているか?などを調べ「両眼視機能」=正確な立体感や距離感を感じられるか?または、感じられるようになるか?を調べます。

問題が無ければコレが5分くらい。

問題がココにある場合10分位でしょうか?

ここまでで合計40分~45分になります。

8.両眼開放屈折検査

「ポラテスト法」を正しく行う為には「左右の眼がなるべくリラックス」して両目のズレが自然な状態、つまり「視線を合わせようとするストレス」から解放しておく必要があります。

そのために視線ズレを補正する前に両目で見る事がないようにしなければなりません。

そのため、ポラテストの前は「片目を隠して」の検査で度数を求めるのです。

そして、両目が負担無く視線を合わせる事が出来るようになって初めて「両目での視力のバランス(本当は度数のバランス)」や「両目で見たときの度数」「両目で見たときの乱視」を測定できるのです。

なぜならば、「両目の視線合わせはピント合わせに影響し」「ピント合わせは両目の視線ズレに影響する」からです。

また左右の眼がキチンと網膜の中心でみているからこそ左右の視界のはっきりさを比較できるのです。

ここで取った度数がいわゆる「基本度数」

眼鏡に入れ込む最も可能性が高い度数になります。

これが大体スムーズにいって1分くらい。

問題がある場合はここで5分くらい調整する場合があります。

ここまでで合計・・・

50分くらい????

・・・・

ここまでで「遠くの見え方」を見てきたわけですが、人の目は「ピント合わせの力を使わない状態」=遠くの度数がその人の基本的な「目の特徴」なのです。

しかし、生活をしていれば遠くばかりを見ているわけではありません。なので「近くを見たときにどんな事がおきるのか?」を考えなければ快適な眼鏡はつくれません。

次回は「近くの見え方チェック」に移ります。

連載はまだまだ続きます!

ではではー!!

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