お子様のメガネと嬉しかった事
こんばんは!プラオプ ハセガワです。
小さいお子様が初めてのメガネを作るとき、イヤイヤになるのは仕方のない事です。顔に何かが乗るなんてビックリしちゃうでしょう。
でも出来上がってからしばらく経ってメガネのメンテナンスでお店にいらっしゃると、メガネを掛けてニコニコ!!
こんな嬉しいことはありません。
眼科の先生に処方された「弱視治療用眼鏡」はお子様の「視覚」の成長のために必要なとても大事なものです。
「感覚」は「経験」によって養われます。
歩けるようになったり、言葉を話せるようになったり、手先を器用にうごかして絵を描いたり。
最初はできなかった事がだんだんできるようになる。それは経験を重ねることで育まれていくのです。
「視覚」もおなじように「見る」という経験を通して成長します。
生まれたばかりの目は、仮にピントが合っていたとしてもあまり良くは見えていません。
目にピントが合っていても、それを「映像」にする脳までを全部含めた「視覚」がまだ成長していないからです。
「視覚」が成長するためにはピントが正しく合って、脳に外界の情報が刺激として脳に正しく伝わらなければなりません。
ところが、強い「遠視」や「乱視」があると「眼球」には焦点がうまく結びません。
そのまま放置してしまえば「視覚」が成長する機会が奪われて、気がついた時にはどんなに眼鏡を合わせてもよく見えない「弱視」となってしまう可能性にもつながるのです。
「弱視治療用眼鏡」は「目」に正しく焦点が結ばれることで脳に外界の情報の刺激が伝わり「見る」という経験を重ねて「視覚」を成長させるもので、将来の可能性を開く大切なものです。
お子様ご自身がその必要性を訴える事はありません。大人がそれを見つけるしかないわけです。
だからお母さんやお父さんは、お子さんが眼鏡を掛けなければいけないことを悲観する事は無い、むしろお子さんの視覚が正しく成長する大切な時期にそれを早く見つけられた事を喜ぶ事なんだと思っています。
「弱視治療用眼鏡」は、お子様の幸せを願う深い愛情の形なのです。
1月後にニコニコしてお子さんが来てくれる。
そうなるまでにお父さんお母さんは大変だったかもしれません。でもお子さんもポジティブに眼鏡を掛けるようになっている。
もちろん眼鏡の効果で見やすくなって、今まで以上に「見る」事が楽しくなったり大好きなパパやママの顔が見えるなんて効果で自然と眼鏡を掛けるようになる事も要因としてはあると思います。
でも、両親をはじめとしたお子様の周りの人々が眼鏡をポジティブに受け入れて掛けている本人に「かっこいいね!」「かわいいね!」って言ってくれる事。それがそのまま本人の眼鏡に対する意識にもつながっているはずです。
おじいちゃん、おばあちゃん、幼稚園や保育園の先生、お友達、お友達のお父さんお母さん。
お子さんの周りがそんなふうに「視覚の成長」を喜んでくれる環境こそが「視覚の成長」を促すのだと思います。
お子様の将来を守るためにイヤイヤちゃんやイヤイヤくんの「処方箋」を出す。眼科の先生、スタッフのみなさんには尊敬の念を抱きます。
僕らはそれを正確に作り、ワンパクくん、ワンパクちゃんの相棒として頑張るメガネのメンテナンスをして調子を整え続けるのが役割です。
なによりお子様のニコニコ笑顔はお父さんお母さんの愛情の証なんでしょうね。
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