ブルーライトとは何だ?②
こんばんは!プラオプ ハセガワです。
ブルーライトとは何だ?の2回目。
前回はそもそも「光」って?というお話しから「LEDモニターが白を表示する仕組み」をお話ししました。
それを踏まえ、「ブルーライトとは何か?」を書こうと思います。
ブルーライトとは?
結論から言ってしまえば、ただの「青い光」の事で、何か得体の知れない特別なものではありません。
昨日の記事で「光は電磁波の一種」と書きましたが、電磁波とは「電界」と「磁界」が交互に作用して伝わる波のようなもので、媒質(空気とか水とか)がない真空でも伝わるものです。(間違ってたらごめんなさい)
「電子機器から発生する電磁波が体に悪い!」とか言ってるのを見ると、何言ってんだろう?となります。だって「電磁波」はその波長によって全く違う性質になるのに、電子機器から具体的に「〇〇nmの電磁波が出ている」というような説明はないからです。「電磁波」というなにやら得体の知れないもので不安を煽っているように感じます。
結局、スマホが臓器の一部であるかのように現代人に寄り添うものになったら「携帯の電磁波ガー」という話は聞かなくなりました。
本当のところは僕にもわかりませんけどね。
話を戻して、今一般的にブルーライトと言われるものは波長にして380nm〜500nmの可視光線のことです。
太陽から降り注ぐ光は光の三原色「赤」「緑」「青」だけではなく、様々な波長の光が混ざり合って「白」く見えます。
こんな感じ。
なので、太陽からはメチャメチャ沢山「ブルーライト」が出ているわけです。
「ブルーライト」がいったい何なのか?はこれでOKとして、じゃあただの青い光である「ブルーライト」がワーワーと騒がれるのはなぜなのでしょうか?
ブルーライトの影響
さっきの「太陽光の白」の図。グラフの左、「紫」のさらに左側は「黒」くなっています。
ここは「紫」の外側なので「紫外線」の領域。紫外線は目には見えません。
しかし、紫外線は体に対して様々な害を及ぼします。(もちろん有益な効果もあります。例えばビタミンDの生成とか)例えば肌の老化や目の老化、「白内障」の原因の一つとも言われておりますね。
ところがこの「紫外線」実は目の奥まで届きません。角膜と水晶体で吸収されてしまうからです。
ところが「ブルーライト」は目に見える可視光です。目に見えるという事は目の奥まで届いているわけですが、「可視光線」も紫外線と同じ「電磁波」である以上、エネルギーを持っているわけで、体に何も影響を及ぼさないわけがありません。
特に「ブルーライト」は「紫外線」のすぐ隣。紫外線に近いエネルギーを持っています。
「ブルーライト」と呼ばれる範囲(380nm〜500nm)のうちでも、特に紫外線に近い380nm〜420nmの範囲を「高エネルギー可視光:HEV」と呼んでいますが、これが網膜の病気の原因の一つになっているなんて言われております。
また「ブルーライト」は人の1日のリズムに影響を与えるそうです。
陽が登れば目が覚めて活動的になり、日が沈めば眠くなって休息する・・・。
そんな健康的な生体サイクルに「ブルーライト」が深く関係しているので、夜遅くまでブルーライトを浴び続けると体が休まらずになかなか寝付けない・・・なんて事に繋がることも・・・。
逆に言えば昼間は元気の元にもなるブルーライトを浴びた方が心にも体にもいいよ!とも言われております。綺麗に晴れた「青空」の下で草原に寝転んでお昼寝・・・なんてステキな・・・
要するに太陽と共に生活するのが良いよ!ということなんででょうけど、夜の時間が長い現代人では光のコントロールが体だけではなく心の健康のために重要なようです。
それと人によるのですが「眩しさ」の原因になります。
その理由を書き出すとそれだけで連載が組めるので、ここでは「眩しさの原因になっている」に留めておくことにします。
夜の運転用にいいよ!と言われる「ナイトドライブ用レンズ」が「黄色」いのは「レンズが眩しさの原因の青い光をググっと減らしている」ので、青の反対色=黄色にみえるのです。
そんなわけで、ブルーライトの影響とはザックリいうと・・・
1.眼病の原因になる(といわれている)
2.生体リズムに影響する。
3.眩しさの原因になる。
こんなところでしょうか。
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