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レンズについて語りたい④

こんばんは!プラオプ ハセガワです。

開店前に少し連載した「レンズについて語りたい」

前回はコチラ

お店も開店してしばらくたって、実際にお客様の使用感などを伺う事がよくありますが、やっぱり「良いレンズはよく見える」と言われます。

メガネはレンズで見るわけですから、レンズがいわば主役といえるかもしれません。

僕は「どっちが大事」という言いはなるべく避けるようにしたいと思っています。なぜなら、比較するものではなく「両方大事」だと思うからです。

だから「レンズが主役」なんだけど、「フレームも同じ位大事」両方がマッチして結果「良い眼鏡」になると考えます。

でも、フレームって目に見えて違いが分かりやすいですよね?選ぶ際に比較検討が出来ます。

でも、レンズって透明な板・・・

存在感が薄すぎる・・・いや、存在がわかんないほど透明だったら凄くいいレンズなんだろうけど・・・

それに個人個人で度数が違うから、同じ度数でグレードの違うレンズを全部掛けて試すなんて不可能です。

つまり、僕たちの説明やツール、資料などに頼らなくてはいけなくて、ようするに「僕らのプレゼン能力」に掛かっているというわけです。

ここが実は難しい・・・

プラオプは長岡市内で唯一ドイツの「カールツァイス」の完全自由曲面設計レンズを取り扱っております。

これが、ほんとにいいんですよ・・・

何が違うって「斜めに見たときでも視力の落ち込みがとても小さく、ハッキリ見える領域が広い」「同じ視力のはずなのに、なんだかクッキリする感じがする」「透明度が高くてとにかく明るく感じる」

これ、全部本当の事ですからね!

ですが、やっぱりお値段はするんです。

いまやレンズ付で5,000円で眼鏡が作れちゃう時代にレンズだけで3万円以上します。

決してカールツァイスのレンズにしたから目の健康に良い、お求めやすいレンズが目に悪影響がある・・・なんてことは絶対にありません。

出る視力は一緒ですしね。(眩しさを整える仕組みのレンズでは変わる事がありますが)

でも、素晴らしい「見え味」を日ごろの視界に採用して欲しい・・・。

でも「高いのを売りたいんでしょう?」とは思われたくないし・・・。

必要十分ならば、お求めやすいほうが良いだろうし・・・。

でも、この「見え味」を知って欲しい・・・。

そんなジレンマを抱えながらプレゼンをしております。だから決して「売りつけよう」なんて思っていません。「知って選んで欲しい」のです。

上は15万円するようなレンズまであるんですが、決して皆さんにそれを選んで欲しいというのではなく、「実物を比較する事ができないレンズを選ぶ為には、何かしらの説明でしか選びようがない」ので、お求めやすい物から高性能なものまでをお話させていただいます。

そしてお選びになったレンズを最高のクオリティで眼鏡に仕上げるのは、すべて一緒です。

お話は変わりますが、皆さんご自分の眼鏡に入っているレンズ。何処のメーカーの何ていう名前のレンズか知っていますか?

フレームの名称を知っている方は多いと思います。

眼鏡の雑誌やファッション誌の特集などで「フレーム」は脚光を浴びまくりますが、レンズってあんまり聞かない・・・。

だからプラオプはなるべく何処の何というレンズを使ったのかを分かっていただくように、納品されてきたレンズの袋と、あればレンズのパンフレット、独自に印刷した物などをファイルに挟んでお渡ししております。

こんな感じで。

なかなか良い既製品が見つからず、実は一枚一枚手作りです。

これ、僕が思いついたアイデアではありません。某メーカーのパクリです。

それがコチラ

開くとこう

そう、カールツァイスです。

レンズにどんなに凄いテクノロジーが使われていたとしても、ほとんどの場合は出来上がった眼鏡を掛けてしまえば「コレでしか見ない」から「何が凄いのか?」って分かりにくいと思うのです。

どんなに快適な車でも、毎日乗っていれば「日常」なのです。

小さな透明な物体。

その存在感が薄いからこそ、「お客様が選ばれたレンズはこういうものです!!」という物が付いてくるのが、僕は本当だと思うんです。

自分たちの製品に自信を持って胸を張っている。そんな風に見えるんです。

全てのメーカーに、それぞれ優れた技術やアイデアの製品があってお客様に合う物をお勧めする事が一番大切ですが、もうちょっと主張があってもいいんじゃないかぁ・・・と僕はズーッと思っています。

折角のいいレンズの存在をもっと皆さんに身近に感じていただきたい。

かわいがって頂きたい。

得体の知れないレンズの違い、それに興味を持っていただいてレンズの価値観が上がって欲しい。

目の相棒になる大切なレンズへ、そんな風に思っているプラオプでした。

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