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昼と夜で見え方が変わる?④

こんばんは!プラオプ  ハセガワです。

先日、名古屋に勉強にいって参りました。

内容は目のトレーニングについて。とても勉強になりました、視覚を整えるためには眼鏡という道具だけでは不十分な場合があります。そもそも持っている力を呼び覚ます。その為のテクニックをアメリカ・オプトメトリック・ドクター(O.D)から直接学べるとあっては行かないわけにはいきません。

しかし、飛行機ってすごいですね・・・事前に予約さえ入れられたら新潟〜名古屋は約¥10,000・・・

しかも飛行時間は1時間かからない・・・

昔眼鏡学校のスクーリングには高速バスで5時間かけていっていたのがアホらしく感じてしまいます。

さて!先回最終回のつもりだったこのテーマ。

昼と夜で見え方が変わる?③

そういえばもう一個書きたい事がありました。

それは「涙の話」

角膜と涙

目の表面、黒目の部分は角膜という透明な組織で、レンズの役目を果たします。

当然体の一部ですから細胞でできているわけですが、細胞の粒々が規則正しく並んでいるだけでは、角膜はレンズの役目を果たせません。表面がツルんとしていなければ光は綺麗に透過しないからです。

透明なアクリル板を紙やすりでショリショリしてみました。

白く濁っています。

これを透明にするには?

磨けばいいでしょうけど、もっと簡単な方法があります。

「水に濡らす」

そうすれば、ザラザラしている部分は水が埋めてくれるのでまた透明にみえるようになるわけです。

角膜もこれと同じ事。「濡れている」事によって綺麗に光を通すようになるのです。

角膜を濡らすもの・・・つまり「涙」です。

でも実は、不思議なことに角膜って疎水性・・・つまり水を弾くんです。

涙の構造

涙はただの水分ではありません。

実は3つの層に分かれているんです。

水を弾く角膜に水が馴染みやすくなるようにするため、まぶたの裏の粘膜から「ムチン」という物質が分泌されています。

これが涙の最下層「ムチン層」

そして、まぶたの裏に何箇所かある穴から涙の本体である水分が分泌されます。

これが第2層「液層」を形成します。

しかし、これだけでは薄い液層はすぐに蒸発してしまいます。

なので今度は、まつ毛の裏側に並んでいる穴から(マイボーム腺)脂が分泌されて液層の上を覆い蒸発を防ぎます。

ドライアイ?

よく耳にする「ドライアイ」とは、単に涙が少ないということだけではありません。

涙の質が問題であることもあります。

上のように必要な成分がちゃんと整っていなければ、涙が角膜の上に止まり続ける事が難しくなるのです。

そうなるとどうなるか?

角膜の表面をツルツルにする事ができなくて、光が綺麗に曲がらない。

アクリル版に紙やすりをかけたような状態になりよく見えない・・・という事に繋がってしまいそうです。

夜、光の点がブワッと見えて見えにくい・・・

もし瞬きをしっかりするとそれが収まるとすれば、涙が原因かもしれません。

ドライアイは目の症状です。原因を確かめる意味でも眼科の先生に相談されて適切な治療を受けましょう。

あと、人は集中すると瞬きが減ります。

パソコン作業や受験勉強など、集中するときは意識的に瞬きを、しかもシッカリと目を閉じるような瞬きをしましょう。

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