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目のトレーニングは筋トレじゃない④

こんばんは! プラオプ  ハセガワです。

前回は「負荷」を感じる事がフィードバックになると言うお話。

目のトレーニングは筋トレじゃない③

筋トレではないよ!とは言いながら筋トレを例にとると、日常では使う事のない力を使う事で筋力が付いてきます。筋肉ムキムキのマッチョさんが普通に生活する時、持っている筋力の全てを使う場面ってそうそう有るでしょうか?

あんまり無いと思います。

だけど、普通だったら運べないような荷物もヒョイヒョイ運べちゃうかもしれません。

つまり、筋力に大きな余裕が有ると言う事です。

目の使い方も日常では使う事のない負荷をかけ、それが平気になれば日常でも余裕が生まれる=お困り事は解決するかもしれません。

なのでトレーニングには「日常的ではない負荷」を使うわけですが、目の動きを「目で見る事」ができないので、トレーニングをしている本人が目の動きを自覚できる方法が必要です。

寄り目が苦手で、それをトレーニングしたい場合を例にしてみましょう。

指先をジッと見てそれを顔に近づけてゆく。「プッシュアップ」と言われるコレもトレーニングになります。

しかし、その距離に応じた寄り目をしているので「日常の負荷」です。確かに目の前5cmで物を見る事は普通はないでしょうが、それでも「非日常」ではありません。

このブログでも度々出てくる「ピント合わせ」と「寄り目」は連動しているよ!と言うお話からすると、ピント合わせをした分だけ寄り目が起き、寄り目をした分だけピント合わせが起きるわけですが、そのバランスは基本的に一定です。

「非日常」とはこの場合「ピント合わせを動かさないで寄り目だけを行う」あるいは「寄り目が一定のままピント合わせだけを行う」というようにバランスをあえて崩す事です。

つまり・・・

こう言う事。

極端に言えば「遠くにピントが合っているまま寄り目だけをする」ようなイメージです。

これは大変難しい・・・寄り目をするとピント合わせが勝手に起きてしまうので、「景色はボケながらブレて見える」のが普通だからです。

じゃあどうするのか?

カンの鋭い読者さんでしたらピコーン!!と来たんじゃないですか?

そう!「立定的に見えるアレ」です!

立体的に見える事がどうしてトレーニングになるの?②

これはピント合わせが一定で寄り目だけが沢山起きるから、ハッキリと立体的に見えると言う現象が起きるのですが、つまり「寄り目に非日常的な負荷が掛かっている」事を「立体的に見える!」というフィードバックで確認する事ができているわけです。

(あと、見ている物以外がブレて見えるという感覚を「生理的複視」と言いますが、これも大事なフィードバックです。)

「自由空間カード」というレッキとしたトレーニンググッズなのですが、寄り目が不得意な場合そもそも難しいので、いきなりトレーニングには使えません。

なので、段階に応じた様々なアイテムを使うのですが、このような「見え方」を自分で感じる事で目の動ができているか?を自分自身で判断する事ができる仕組みになっているのです。

次回はそんなトレーニンググッズを紹介しようと思います。

続く!

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