ブルーライトカットとは何だ?①
こんばんは!プラオプ ハセガワです。
さて、今更感はありますが「ブルーライト」について。
その前に「光」についておさらいしましょう。
光とは
光とは「電磁波」の一種です。真空中でも伝わる「波」のような性質を持っています。(それとともに質量「0」の粒子の性質も持っていると言われております。)
この波の上がって下がってまた戻る1回分の長さを「波長」といいます。
なので「波長」がものすごく長い電磁波もあれば「波長」がものすごく短い電磁波もあるわけですが、その「波長」の大きさによって電磁波は様々に性格を変えます。
私たちは普段から様々な波長の電磁波にさらされていますが、目に飛び込んで来る電磁波のうちある一定の「波長」を持つものが目の中の細胞(錐状体視細胞)に当たると、細胞は信号を脳に向かって発信します。
その細胞(錐状体視細胞)には3種類あってそれぞれ反応する「波長」が違います。
例えば「波長」が450nm(ナノメートル=1mmの100万分の1の長さ)位の電磁波は「青」を感じる視細胞を刺激するので「青」い光を感じる事ができる。
「波長」が500nm位の電磁波は「緑」を感じる視細胞を刺激し「緑」に。
そして600nm位の電磁波は「赤」を感じる・・・というわけです。
つまり「電磁波」そのものには「色」は付いていないし、ましてや「光ってさえもいない」私たちの目が電磁波に反応し「色」と「明るさ」に変換していて脳に見せているのです。
380nmよりも短い波長の電磁波は「紫外線」と呼ばれ、780nmよりも長い波長の電磁波は「赤外線」と呼ばれ、それぞれ違った性質を持っていますね。
この、人が「光」と感じる事ができる「電磁波」の範囲を「可視光線」と呼んでいるわけですが、約380nm〜780nmという電磁波全体で見ればとても小さい範囲のみを利用しているわけです。
目に入ってくる「光」はひとつではありません。様々な波長の「光」が複雑に絡み合って入ってきますが、基本的に人は目に備わっている「赤」「緑」「青」のそれぞれの視細胞が受ける刺激の強さのバランスで様々な色を感じているわけです。
「光の3原色」と言われるものは、私たちの目の仕組みがそうなっているからと言えるかもしれません。
三原色を使って白を表現する
私たちが普段から目にしている「カラーモニター」は光の3原色を使って色々な色を表現しています。
光の三原色を混ぜたら「白」になるのですが、私たちが普段目にするパソコンやスマートフォンに使われているモニターの特性を考えてみましょう。
この図は「白」を出力している時の図です。横軸は「波長」つまり「色」縦軸がその強さです。
三原色がそれぞれ受け持つ色の範囲が分かれています。
これが混ざると・・・
日本人がノーベル賞を受賞した事でも話題になった「青色LED」
この発明のおかげで、低消費電力のLEDで「白」を含むほぼ全ての色が表現できるようになり、スマホやパソコンの小型軽量化や長時間バッテリーが持つようになりました。
LEDモニターの特性は、使われている「赤」「緑」「青」のLEDの特性に影響されて上のような図になるのですが、注目して欲しいのは「白」を表現するのに三原色の強さが同じバランスではないというところです。
なぜそうなるかといえば、人の目にとって「青」は他の原色に比べて暗く感じます。なので「青」をその分強めないと「白」にみえないのです。
おっと、もう1400文字ですって・・・
今日はここまでにして次回はパソコン・スマホの「ブルーライトとは」なにか?
について続きを書こうと思います。
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