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本当のパソコンメガネを考える。

こんばんは!プラオプ ハセガワです。

もはや文房具であるパソコンやスマートフォン。

無いと仕事にならないという職種の方もいて、好き嫌いにかかわらず使わなければならない物になっています。

家庭用パソコンといえば「趣味」が中心で、好きな人が持つ物だったのははるか昔の話。
テレワークが普及し始めた今では一人が一台以上持っているなんて世の中です。

趣味であれば疲れたらやめたらいいですが、仕事となるとそうもいかない・・・PCゲームでさえプロがいて、プロゲーマーにしてみれば勝敗が生計を左右する。

「パソコンを見続けるととても疲れる」となると、それは「生活」そのものの質の低下にもつながる大問題なのかもしれません。

「ブルーライトカット」=「PCメガネ」??

よく「パソコン用メガネ」とうたって「ブルーライトカットメガネ」を目にします。

確かに画面の濃淡がクッキリして、眩しさが減り楽に感じる場合があります。

それでもし解決できているとしたら、それはそれでOKでしょう。

では「ブルーライト」とは何でしょうか?

パソコンやスマホから出ている特殊な光というイメージならばそれは間違いです。

ブルー:青」「ライト:光」=「青い光」の事で、特殊なものではありません。

「ブルーライト」を最も出しているのは「太陽」であり、「青空」はブルーライトの塊です。
青い光は人の交感神経に働きかけ、日中の活発さに影響を与えるそうです。
「昼間の太陽浴びないと体が鈍っちゃうよ!!」なんて言うのは、光が自律神経に影響を与えるからそう言われるのかもしれません。そういう意味では「ブルーライト」もとても健康的に感じます。

パソコンモニターのような映像表示装置は基本的にの光の3原色を組み合わせて様々な色を表現します。人の目もそれに対応する3種類の光受容体を持っています。
ところが色によって感度が異なり3原色の中では「青」が感じにくい。
なので「白」を表現しようと思うとよりもを強く表示させないと「白」に見えません。
ブルーライトカットメガネをかけると画面が黄色っぽく見えるのは、青が減って白のバランスが崩れるからです。

日が落ちれば体を休めるために、副交感神経が優位になって眠くなります。暗いので「ブルーライト」も当然メチャメチャ減っているはずなのですが、夜遅くまで何か画面を見続けていたらそこから目に入ってきた「ブルーライト」が交感神経を刺激してなかなか寝付けない・・・そんな自律神経のバランスに影響を与えて体のリズムを崩してしまう・・・そんな原因になっているとも。

しかし、そんな「ブルーライトをカットするメガネ」を掛けても全然改善しない、もしくは悪化するという方も実は沢山いらっしゃいます。

色の見比べを行うような仕事をされる方の場合「ブルーライトカット」メガネで画面が黄色く見えるのがまずい方もいらっしゃるでしょう。

ではその「疲労」の原因はなんでしょうか?

それは「物を見る」という機能そのものに原因があるのです。これは個人差の大きい物ですから「一つの原因」には絞れません。

疲れの原因

まず、近くを見続けるためには「近くにピントを合わせ続けなければ」なりません。

そして「両眼の視線を目標に合わせ続けなければ」なりません。

ピント合わせも単にピントが合うのか合わないのか?に問題があることもあれば、ピントは合わせられるけど、それを維持し続ける事ができない事に原因があることもあります。

それは視線合わせも一緒。視線を合わせる事ができるのかできないのか?に問題があることもあれば、それを維持し続ける事ができない事に原因があることもあります。

原因は一つではなくピント合わせ、視線合わせ両方にトラブルがあり、無意識にかなり無理をしながら近くを見ているとしたら症状はより一層深刻なものになっている事でしょう。

つまり「見る」という機能を最適化しなければ「ブルーライトカット」をしたところで何の解決にも繋がらないのです。

目の特徴として近くを長時間見続ける事が苦手なのに、仕事だから無理をし続けなければならないとしたら・・・それは目の疲れだけではなく精神的にもシンドイでしょう。

眼鏡は人の視覚に作用します。合わせ方によってはピント合わせを手助けし、視線合わせを手助けします。

見る事の苦手部分が分かって、それを眼鏡で補う事ができるとしたら、それが本当の「あなたのパソコンメガネ」になるのです。

パソコンは近距離にあります。と言う事は「遠くを見る視力検査」の成績は「パソコン作業の辛さ」とは全く関係ありません。

純粋に「パソコン作業がとても辛い」「ブルーライトカットをしても効かない」のなら一度その原因を調べたほうがいいでしょう。

当然その検査は「近くを見た時に何がおきているのか?」を調べる事ですから「遠くの見え方」だけを調べた眼鏡では何も解決しない、むしろシンドイ眼鏡になることも・・・

目の疲れといっても原因は複雑です。それを知るには短時間の測定では無理です。そもそも眼鏡を作るとは時間のかかるものなのです。

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