夜が眩しい??
こんばんは!プラオプ ハセガワです。
眩しいといったら真夏の昼間というイメージでしょうか?
ところが、昼間よりも夜の方が眩しい・・・つまり夜の方が光による見え辛さが強くて運転もままならない・・・という方もいらっしゃいます。
「グレア」といって強い光源を見た時に、光がブワッとなって見えなくなる、見えにくくなる現象は光源の明るさもそうですが、明るいところにある光を見た時よりも、暗い時に見た光の方が強くなります。いわゆる「コントラスト(明暗差)が強すぎる」状態ですね。
特に夜、目のセンサーは暗いところでも見やすいように「暗順応」といって少ない光を捉えやすいように順応します。この状態に突然明るい光が視界に入ったらセンサーの限界を超えてしまい、ただ真っ白に映ってしまうことでしょう。
カメラにもそんな機能がありまして「ISO感度」って聞いた事ありでしょうか?
これが高いほどに暗いところでも明るい写真が撮れます。すごいカメラだとISO100,000なんて機種もあるみたいですが、通常晴天の昼間だと100か200。
夕暮れですがこの写真はISO200で撮影した夕日の浜辺(のテレビの画像)
これで丁度いいとして今度はプラオプ カメラの最高感度ISO16,000で撮影すると・・・
わぁ真っ白・・・
じゃあ今度は夜の窓の外を撮影してみましょう。
ISO感度は200です。すると・・・
わぁ真っ暗・・・灯りが映るのみです。
これをISO8,000で撮影すると・・・
明るい!!雪が降っているのも見えますね。(シャター速度、絞りは全て一緒です)
こんな風に場面に応じて感度を変える事で、丁度良い明るさの写真が撮影できるわけですが、同じような仕組みを人の目にも備わっているというわけです。
明るければ瞳孔が縮まり、暗ければ瞳孔が開く。それだけでなくて光センサーにあたる網膜の感度を状況に応じて調節しているのです。
暗い環境に目が順応しているところに一点だけめちゃくちゃ明るいライトがあったらどうなるでしょう?
弱い光でも感じるように鋭敏になっているセンサーに強い光が当たったら、そこはもう容量オーバー・・・機能不全に陥って見えなくなってしまう・・・そう、これが「不能グレア」といわれるものの簡単な説明です。
光源が一点だったら、その部分だけで機能不全はとどまるとしても、光が散乱して・・・ブワッとひろがり広い範囲で視界の把握が難しくなったり、光源の周りのもの、例えば対向車や歩行者が見えなくなってしまう・・・
夜だからこそ起きる強い明暗差によっておきる見えにくさが「夜が眩しい」という言葉で表現されるわけです。
というわけで、新年のブログネタはこの「夜の眩しさ」とその「対策」についてのお話をしてみようと思います。
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