「視力」ってなーに?①
こんばんは! プラオプ ハセガワです。
「視力」!!
健康診断の視力検査で0.7とか0.5とか言われます。
運転免許は0.7(大型は0.8)なきゃだめだし、学校の視力検査でも「1.0」ないと「B」判定で「0.7」ないと「C」判定・・・と「目の良さを表す」と思われております。
といって、目の健康が気になって色々と調べたりすると「見えすぎるメガネは疲れの原因」とか「視力の上げすぎは良くない」というお話も目にします。
健康診断では「視力落ちてますね」と言わるのに「見えるのはよくない」と聞いたりでなんだかよくわかりません。
メガネの仕事をしていると「視力」についてちょっと知識がありますから、情報元が「何をいいたいのか?」がわかるのですが、そういう方はもしかしたら少数なのかもしれないと、発信元である僕自身も気をつけなきゃいけないな・・・と思ったわけです。
「視力」で混乱する原因は「視力にはいろんな種類がある」のにそれを全部まとめて「視力」と言っているからだと僕は思うのです。
プラオプのQ&Aに「視力とは」のページがあります。
改めて読み返してみると、「遠方視力」と「近方視力」は出てきましたが、自分で読んでも「うーん足りない」と思ってしまいました。
「視力」は簡単に言えばどれだけ細かい物を判別できるか?です。
今日補足したいのは「完全矯正での視力」についてです。
「完全矯正での視力」
ここからのお話で出てくる「視力」とは「遠方視力」つまり、遠くの視力表(一般的に5m以上先)で測った視力の事です。
近視や強めの遠視、乱視があると「(遠方の)視力」は落ちます。
なんにも掛けないで測った視力は「(遠方の)裸眼視力」です。
で、メガネをかけたら視力が上がりますがこれは「(遠方)矯正視力」です。
そして、メガネを合わせたりする時にレンズをガチャガシャ変えてこれ以上なく完璧に遠くにピントがバシーーー!!っと合っている状態の時の「視力」
これを「完全矯正での視力」と呼ぶことにします。
これはその人の「潜在能力」と言えます。
例えばメガネの度が合わなかったり、眼鏡をかけていなくて「(遠方)視力」が「0.5」だったとしても「完全矯正での視力」が「2.0」だったらバッチリ遠くに合わせたメガネを掛けたら「(遠方)視力:2.0」が見える力を持っているという事です。
この「完全矯正での視力」にはとても大事な意味があります。
「完全矯正での視力」はみんな同じではない
ピントがこれ以上ないくらいにバシーーーーーーッ!!と合っている状態になっていたとしてもみんながみんな「2.0」が見えるわけではありません。
「1.5」が限界の人もいるし「1.2」の人もいます。
場合によってはそれが「0.7」ならば、どんなにメガネを合わせても「0.7」以上の視力は出ないという事なのです。
つまり、単に「視力が落ちたな・・・」と言っても原因が異なるわけです。
- 近視や強い遠視、乱視などが変わって、メガネでピントがうまく合っていないから「視力が落ちた」場合
- メガネはちゃんと合っているんだけど「完全矯正での視力」が落ちてしまい、どんなに合わせてもそれ以上の視力が出ない場合
1はメガネ(コンタクトなど)を合わせ直せばまた良く見えるようになるでしょうが2はどういう意味なのでしょう?
それは「目の病気」など体に起きている事が原因で視力が落ちている・・・という事です。
「完全矯正での視力」は体の変化のサインとも言えるかもしれません。
※急な変化や視野の欠けなど完全矯正視力が高くても眼病が隠れている可能性は十分ありますので目の健康は眼科の先生に見ていただくことをお勧めします。
場合によっては健康診断での「遠方視力」が「1.0」を超えているが為に眼病の発見が遅れてしまう事も考えられます。
まとめると・・・
「視力」と一言で言ってもそれが・・・
- 「遠方での視力」
- 「近方での視力」
- 「完全矯正での視力」
- 「裸眼視力」
- メガネやコンタクトなどを使っての「矯正視力」
などの何をさして「視力」と言っているのか?によって意味が異なってしまいます。
つづく!!
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