レンズを削る
こんばんは! プラオプ ハセガワです。
桜も散り始めた長岡市、だいぶ暖かくなりましたね!
4月は例年ならば展示会のシーズンですが、今年は出展ブランドも少なく規模はかなり小さかったりで、メガネ業界もいつもよりかなり静かです。
そうはいっても、「今」に対応したやりかたなどで新作を目にする事ができるのはやっぱり嬉しいですね。
プラオプにも4月の後半から新作の入荷が始まる予定です。
さて、今日はお掃除のお話。
といいましても「加工機」と呼ばれるレンズを削るマシーンのお掃除。
度数が付いてコーティングされているレンズを仕入れて、それを眼鏡の形に合わせて削るのは基本、眼鏡店でのお仕事なのですが、そうすると「削りカス」が出るわけです。
普通のレンズはだいたい70mm位の丸い形。
それを眼鏡のフレームに合わせて削ると元々の体積の6割くらいは捨てている・・・なんてことも。
なので最近のフリーフォームレンズ(ようするにイイレンズ)はレンズの注文にフレームの形が必須だったりするのですが、その場合、必要最小限の大きさの楕円形のレンズが届きます。
たとえば「ZEISS」のレンズとか。
100枚削ったらお掃除します。
けして米糠ではありません。
脱水して産業廃棄物として業者さんに持って行ってもらいます。
今のマシーンはすごく良くできておりまして綺麗で正確な眼鏡を作るには欠かせません。
しかし綺麗で正確な眼鏡を作るにはボタンポチではできません。
どのように削り、どのくらい削るか?
つまりマシーンは道具でしかなく、どのように動作させるか?は人間が指示を出すわけで、この辺には計算や経験、コツやカンが必要なのです。
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