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【事例紹介】アン・バレンタインと寄り目過剰

こんばんは! プラオプ  ハセガワです。

アンバレンタインの「BARNEY」

初めて見たときに「うわー!かわいい!」と思って仕入れた、ひし形の可愛いメガネです。

このデザインは瞳の位置の微妙な違いが、印象を大きく変えてなかなかピッタリ感が出ない難しさがありました。

ところが、運命の出会いというものはあるものですね!

今日ご紹介するMさまに掛けていただいたところ、「あー!これ!!」と思ってしまうほどピタッとハマってしまったのでした。

お写真頂戴いたしました!

どうですか?!

難しい理屈なんかいりません。なんて素敵な・・・なんて可愛らしい・・・

M様はお仕事で県内を飛びまわり、お仕事で携帯、パソコンを長時間見るそうですが、それが疲れてしまうそうです。

新しい眼鏡に求められるものは、運転に問題なく使えてパソコン、携帯を見て感じる負担を軽減する事です。

お調べしてみて特徴的だったのは「ピント合わせ」に伴って起きる「自動寄り目」が大きいという事。

ちょっと詳しく説明しますと、近くを見たときにピント合わせをしますよね?でもそれだけでは不十分で、両眼が寄り目になって左右の視線が見ているものに合っていなければなりません。

人の体はよくできておりまして、「ピント合わせ」と「寄り目」そして「瞳孔が小さくなる」という3つがセットで連動して働きます。これを「近見反応」と言いますが、この連動具合は人によって個性があるのです。

ピント合わせをして、ちょうど良い寄り目が起きる人と、寄り目が足りない人、そして寄り目が起き過ぎてしまう人。

M様は「寄り目が起き過ぎてしまう人」だったのです。

するとその寄り目の起き過ぎを、目を外側に離すような力を使って補い続けなければならないのです。

しかもその力があまり大きく無い・・・

なので近いものを見ることはできても、それを持続するのが難しい。ちょっと疲れると視界がダブってきてしまう。それを意識的な力で「エイッ!」と戻して見るということを繰り返す感じ。

それではシンドイですね。

眼鏡でそれを補うことはできるでしょうか?

「ピント合わせ」を少なくするようにすれば「寄り目」も少なくなる。

つまり、近視であれば度数を弱くすればその分だけ近くのピント合わせは少なくなります。

しかし、近視の度数を弱めたら遠くの運転に支障が出てしまいます。

じゃあ2つ用意すればいいのか?

M様の作業環境をお聞きすると「携帯」そして「ノートパソコン」を使います。その時の視線は基本下向きです。

これを利用して下を向いたら度数が弱くなるレンズを使えば良さそうです。

「ピント合わせ」をすると「寄り目が起き過ぎてしまう」ということは少しピント合わせの量を変化させるだけで大きく寄り目が変動するという事です。

つまり「お助け量」は少しでいい。

そこで組み込んだのが「ビジョンサポートレンズ」と呼ばれるタイプ。わかりやすく言えば「若い人向け遠近両用レンズ」

今回はM様の目の特徴に合わせてこのタイプのレンズでお作りいたしました。

お渡し時、近くの見え方に違いを感じていただけたようです。

単純に眼鏡だけでは解決ではなく見る環境も大切です。距離が近くなればなるほど苦手な特徴をお持ちのわけですから、少し離し気味に見る事も疲労感を生まない為には大切でしょう。

M様、この度はブログ掲載を承諾くださりありがとうございました!!

メンテナンスお待ちしております!

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