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色と感覚①

こんばんは!プラオプ ハセガワです。

ついこの間、半袖の服を脱いだと思ったら、もう厚手のコートなしじゃいられない長岡市。

山々が黄色く染まり、もみじが真っ赤に燃える秋の紅葉も終わりでしょうか?そういえばこの間の嵐の合間に、覗いた晴れ間でとても濃い虹が見えました。

そんなふうに私たちの目を楽しませてくれる様々な色彩。

突然ですが「色というものは存在していない」といったら皆さんどう思うでしょうか?

私たちの目は光を感じます。光があるからこそ世界を見る事ができるわけですが、そもそも光には色が付いていると思いますか?

そんなの当たり前じゃん!という声が聞こえてきそうです。

光とは何か?と言えば電磁波です。波であり、かつ質量を持たない粒子の性質を併せ持つそうです。

海岸に打ち寄せる波には大小様々な大きさがあるように、波である光にも様々な波があります。

細かく揺れる波、ゆったり揺れる波、光はその波の揺れ具合で様々な性質を持ち、目に見える光だけではなく、目には見えない紫外線や赤外線、X線や携帯の電波も全て電磁波、いってしまえば全部「光」

例えば1秒間に1,500,000,000回振動する電磁波はスマホの通信に利用されている「電波」です。

「光は波である」ならば波そのものに色が付いているというのも何だかおかしい?と感じませんか?

じゃあなんで色が見えるのか?それは私たちに電磁波の波の違いを色という感覚に変換して識別する能力がある。つまりは「色覚」が備わっているからなのです。

1秒間に約440,000,000,000,000回振動する電磁波が目に入ってきたら「赤」
1秒間に約560,000,000,000,000回振動する電磁波が目に入ってきたら「緑」
1秒間に約650,000,000,000,000回振動する電磁波が目に入ってきたら「青」

眼球が色をつけているのではありません。眼球は光センサーです。受けた刺激を電気に変換するのがお仕事。それが脳に伝わり処理をされて初めて「色」として認識されるというわけです。

つまり私たちが見ているこの明るい光に満たされた色鮮やかな世界は、私たちの「脳」の中に作り出されたイメージの世界なのです。

光(電磁波)は波であり、そもそも「色などついていない」ましてや「光ってさえもいない」

そう思うと私たちはバーチャルの世界に生かされている・・・なんていう考えもあながち間違いじゃないのではないか?

そんな気がしてしまいまうハセガワでした。

そう言えばマトリックスの新作ももうすぐですよ!

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