僕の目とメガネ
こんばんは! プラオプ ハセガワです。
眼鏡店のスタッフはメガネを掛けています。
自分が取り扱う物を使ってないなんてあり得ません。
正直に申し上げます。
実は僕、視力メチャメチャいいんです。
裸眼でも1.5見えます。20代の時は2.0が見えてました。
なんで眼鏡屋になろうと思ったのか?それを書き始めたらおそらく夜が明けますのでまたの機会にいたしますが、なったばかりの頃は眼鏡が不必要な自分にこの仕事でコンプレックスがありました。
お相手するお客様は眼鏡がなければ生活が難しい。いわば必需品な方ばかりです。
その方々がどんなご苦労を経験してきて、どんな思いで眼鏡を使っていたのか?それを実体験していないので、そんな僕がお客様のお悩みを聞いていても心の底から共感できていないんだろう・・・。
やっぱりそういう経験をしてきて眼鏡をかけているスタッフのほうがいい仕事ができるんだろうな・・・。
そんなふうに思っていました。
度の入っていない眼鏡を店頭で掛けていて、眼鏡のファッションがどうのこうのと言ったって「にわかメガネユーザー」な僕の声は軽い物でしかなかったんだろうと思います。
できるだけ理解したくて勤務時間外でもずっと眼鏡をかけ続けたし、そんな気持ちが勉強の原動力の一つでもあったのかもしれません。
今でこそ眼鏡がなければ生活できない目ですが、今のように眼鏡に対する印象がポジティブではない時代に幼い頃から眼鏡をかけ続けてきた方達の本当の想いを完全に理解しきれてはいないんだろうと思います。
その頃、僕が願っていた事は「早く老眼にならないかな・・・」でした。
なぜかというと「遠近両用」の良さが若い目にはわからない・・・メーカーが画期的な新製品をだして、その内容に感動しても、それを体験して違いを感じる事ができないのです。
眼鏡に携わるようになって21年、46歳の僕は近視ではないですが「視力が良かった目が老眼になってゆき、強い疲労を感じやすくなる。」難しくいうと「正視だった目が遠視化してゆき乱視も発生してそこに老眼が加わる」という事を体験しているわけですが、今では「遠近両用」無しでは生活の質を維持できない状態になったのです。
やっと「レンズの違い」と、良い物の違いを「自分の目」で味わう事ができるようになったわけです。
遠近両用(サポートレンズと言われるレンズからスタート)を使い始めたのが35歳くらいからなので、かれこれ遠近には11年くらいお世話になっております。
現時点での先の未来は勉強したことと、21年、日々お会いしてきた眼鏡の先輩であるお客様との触れ合いの中で蓄積したノウハウなどでかなり具体的にイメージしたり言葉にしたりする事はできるようになった(それができなければ、眼鏡は合わせられません)とは思いますが、年齢を重ね自分がそれを体験する事ができるようになれば、もっとお客様の気持ちに寄り添えるようになるんだろうな・・・と僕はいまでも「もっと老眼進まないかな・・・」と思っています。
そんな僕が今かけている眼鏡についてをサラッと書こうとおもったら・・・あら、前置きだけで1000文字ですって・・・
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