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予約枠、2時間っていったい何をするの?②

こんにちは!プラオプ ハセガワです。

前回の記事は「検影法」まででしたがここまでで約「25分」が経過しております。

そして、ここからがいわゆる「本測定」になるわけですが。やっとレンズを覗きます。

5.瞳孔間距離の測定

左右の瞳孔の距離を測ります。目と目の間の距離ですね。でも、人の視線は基本的に黒目の真ん中を通っていません。なので大切なのはあくまで「左右の視線の位置」なので、専用の測定器「PDメーター」を使います。

こういうの。

「コンピューター検眼機」といわれる「オートレフラクトメーター」。あの気球とか家とかが見えるヤツでピピッと測るときにも一緒に測れるんですが、顔が動くとズレますので、プラオプは必ずコレでも測ります。そもそも両目の視線を合わせる事が苦手な方は、覗いて見えるランプが2つに見えてしまったりする事があって測定が難しい場合がありますが、片目ずつ正確に測るためにお客様ご自身にこの機械を顔に付けていただいて測定する事もあります。

なんでそんなにココに拘るかといえば、「瞳の中心にレンズの中心を合わせる」事はこれから行う測定の基礎になり、ズレたまま測ればそのズレを測定結果として弾き出し本来の目のデータではないものが現れてしまうからです。

あ、そういえばコレは前回の「検影法」の前にやる事でした!記事の順番が逆でした!

なのでこの後に「検影法」をやって、レンズを覗いて行う「自覚的屈折検査」の下ごしらえをするのですが、「ビジョンテスター」という機械を使って行うのか?検査枠とレンズ交換法でやるか?を予備検査を踏まえて使い分けます。

場合によっては測定すべき項目によって方法を随時切り替える事も必要です。

ただ、「度数の正確性」という事で言えば「検査枠+レンズ交換法」に分があるといわざるをえません。

なぜなら、「僅かな顔の傾き」「顔が僅かに下がる」などでビジョンテスーの窓の中心に視線を合わせ続けるのは結構難しいからです。

じゃあズレて測ったらどうなるか?といえば「乱視」の精度がかなり変わってきます。

全ての基礎となる「目の度数」が正確である事は「両眼視」の部分にも大きな影響があるわけで、ズレる要因はなるべく排除したいのです。

なのでプラオプは基本的に「検査枠+レンズ交換法」で「度数測定」をする事がほとんどです。

その際にも検査枠が瞳の中心に位置するようにしますが、実はその過程でも正確な瞳と瞳の間の距離を検証する事が出来るのです。

自撮りなのでチョットずれてますが・・・

プラオプで使っているのはドイツの「OCULUS」というメーカーの検査枠です。

これが優れもので、左右別々に瞳の位置にあわせて調節できるのと、高さを無段階で調節できる事、角度も無段階に調節できるので正確な測定には欠かせません。

更にレンズを左右合計10枚セットできるようになっています。

更に更に、「両眼視」検査を行う為に必要な裏表を切り替えられる「偏光フィルター」をセットできるので「ポラテスト法」という検査を行うためには必須の検査枠なんです。

・・・

なんか脱線し始めていますが、測定にあたり「レンズの位置と瞳の位置を合わせる」というのは基礎なので、ちょっと話が長く語ってしまいました。

ココの部分で大体1分くらいです。

6.自覚的屈折検査

いよいよレンズを使っての検査になるのですが、コレは全てのデータで最も大事なデータになると思います。

つまり、「近視」「遠視」「乱視」を様々な視標と道具を使い測定します。

無意識な緊張が入ると本来の度数ではない「強すぎる近視」「弱すぎる遠視」を測定しかねません。

なので「雲霧法」といって、視界をワザとボカし、緊張を抜かないと見えない状態にすることで緊張が入らない本当の度数が測れるように、ボケを徐々に晴らすような方法で行います。

「オートレフラクトメーター」の度数をそのまま入れ込んで測定をスタートすると、無意識の緊張を抜くチャンスは無く、「緊張が入ってよく見える」度数が現れます。コレがあまりよろしくないのは、想像できますね。

そして、プラオプの検査室は約6mあります。

その必要性をお話しだすと、それだけで3000文字は書けそうなのでまた今度・・・

でも照明を暗く出来る事については少し書きます。

暗くなると瞳孔が開きます。

昼間はよく見えるけど、夜になると見えにくい・・・

そんな感じあるいませんか?

これは瞳孔が開いていたほうがピントのズレをシビアに感じるからで、測定においても暗いほうが精度が出る場合があります。

逆に自然な見え方でのデータが欲しい場合は明るさが必要になるので、明るさを切り替えられるというのは測定においてとても重要です。

そんなふうに、なるべく「素」の度数が得られるように測定環境や道具、そして測定法を吟味します。

予備検査や「オートレフケラトメーター」の値と「検影法」の値の比較などで、余計な緊張をあまり考慮しなくてもいい場合はスパパパパパ!と度数が出ます。

大体10分以内位

しかし無意識の緊張が介入している場合は徐々に慎重になりますし、様々な方法でデータを比較したりするので、場合によっては20分位掛かる事もあります。その場合は度数を整える事がお困り解決に繋がるケースが多いですね。

なので、スパスパいったらここまでで・・・・

30分~40分になります。

・・・・

2100文字・・・・

というわけで続きはまた今度・・・

ココから先は「両眼視検査」にうつります。

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