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近視は老眼にならないの?

こんばんは!プラオプ ハセガワです。

コーヒーショップのN様は、どうも目が疲れる・・・頭が痛くなる・・・という症状を約2年前から感じていてメガネをいくつかお作り変えになられていたそうです。

でも、あまりかわらない・・・

N様は近視で「近視は老眼にならないと思ってたけど、もしかしたらそうなのかな・・・」ということでプラオプにいらっしゃいました。

「近視は老眼にならない」

よく聞きます。

では、「老視」とは何か?

詳しくはコチラを見ていただくとして・・・

ザックリ言うと、近くにピントが合わせにくくなる事。

ピント合わせを受け持つレンズ:水晶体も細胞で出来ているので、新陳代謝をします。

細胞分裂を周囲から行って、どんどん押し固められ、硬くなっていってしまいます。

これはもう10代から始まっていております。その頃は10cm以内でもピントを合わせる事ができたのが徐々に遠くなってゆく・・・

だから急になるのではなく、徐々になってゆく・・・そんな感じです。

じゃあ「近視」とは何か?

詳しくはこちらを見ていただくとして・・・

ザックリ言えば「近くは見えるけど、遠くが見えない状態」

そう、近くが見えるんです。

だから「近くが見えにくい老視」とは反対なので、「近視は老眼にならない」と思っても不思議はないかもしれません。

しかし、遠くが見えにくい状態のままでは生活に支障がでてしまいます。

そんな時どうするか?

そうです「眼鏡をかける」のです。

メガネを掛けたらどうなるかといえば「遠くが見えるようになる」

つまり、眼鏡とは近くにあったピントを遠くにズラす道具で、掛けると「正視:眼鏡が無くても視力がよい」と同じ状態を目指すものです。

と言う事は・・・

眼鏡を掛けたら近くを見る為には、視力がよい人と同じ事を・・・つまり「ピント合わせを行わなければいけない」というわけです。

上が眼鏡を掛けない時の見える範囲。

下が眼鏡を掛けた時に見える範囲がどう変わるか?を表したものです。

老視はいくつから始まるの?

「正視:近視も遠視もないとっても羨ましい目」の場合にだいたい40代で感じる・・・と言われます。

ハセガワも40代

全くその通り・・・僕の場合は「遠視」といって、遠くのお星様を見るにも本当はしなくてもいいはずのピント合わせをしなければいけないと言う、視力はいいけど余計な負担が掛かっている目です。

遠くでピント合わせパワーをもうある程度使ってしまっているので、近くのピント合わせパワーの残りが少なくなってしまい、老視の自覚は早めに出ます・・・。

水晶体の硬化は微妙な個人差はあれど、だいたいみんな同じようなスピードで固くなっていくようです。

「近視」の人が眼鏡を掛けたら「視力の良い人と同じになる」ので、やっぱり40代に差し掛かるくらいで「眼鏡越しにピントは合わせにくくなります」

そして40代は「まだ見える」んです。

でも、減ってきたピント合わせパワーをフルパワー使わないと見えないのです。

・・・

近くの作業が多いのに「フルパワー」でし続ける・・・

・・・

なんて過酷な・・・

外せば見える・・・とはいっても、近視の強い方は相当目に近づけなければ見えませんし、そもそも今まで遠くと近くがそのまま見えていたのに、それがしにくくなったら眼鏡を外すというワンステップは結構作業の効率を落とす事でしょう。

近視のメガネが若干弱めに設定されていたら、その弱めた分が近くの負担を軽くするので「近くが見えにくくなる」タイミングが先延ばしになったりもします。

しかし、遠くがクッキリ見える眼鏡を普通に使っていたとしたらそれは、「メガネがいらない遠くが見える人」と同じ状況を「眼鏡を掛けて作っている」ので、老視の影響は「目がいい人」と同じように受けるのです。

N様は今まで使っていたメガネで1.2以上の視力が出ていました。そして遠くはハッキリ見えているのがいつもの自分の視界なのでした。

40代は目の曲がり角、第2のお年頃でございます。

我慢はよくありません。見えないだけならまだしも、頭痛などのように、身体のほかの部分に影響が出てしまう事もあります。

N様には今回、視線の位置によって度数が変わる・・・

つまり、真っ直ぐ見たときはシッカリ遠くが見えて、近くに視線を落とすと近視の度数が弱くなるレンズを使いました。

レンズは「ZEISS プレシジョンピュア PRG」と言うレンズを、アンバレンタインの「FANZINE」というフランスのフレームにドイツのレンズを組み合わせた国際色豊かなメガネになりました。

(N様のメガネとは違いますが同仕様です)

ようするに遠近両用なのですが、とても弱い度数変化で十分な効果を発揮します。(いわゆる境目はありませんので、一見普通の近視用メガネにみえます。)

その効果は「見えるようになる」のが一番の目的ではなく「負担を軽減する」ことで快適に見る事ができて、疲労感やそこから来ているかもしれない諸症状を緩和するためのものです。

(ついでにツアイスのレンズは横方向の見え方がクッキリするので、遠近にありがちな「横のボケ」が少なく、遠方の見え方がハッキリしている方が好きな方には特にお勧めです。)

なんか変・・・そう感じている40代のみなさん。

さっさと遠近両用にしてしまいましょう!

我慢は若さではありませんよ!高いパフォーマンスを発揮し続ける事。コレこそが「若さ」です。

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