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ネジのお話。

こんばんは!プラオプ ハセガワです。

眼鏡にはネジが使われております。

最近はネジを使わない眼鏡も出てきております。

プラオプ 取扱ですとY2とかレチルドとか、スペックエスパスは蝶番が無かったり。

眼鏡のネジは1.4mmという微妙なサイズがメインです。

普通の構造だと3箇所計6本。

まずはレンズ留め

ここを外すとレンズが外れます。

掛けたり外したりしたときの、しなる力が伝わってネジが緩んでしまう事があります。

気がつかないでいるとレンズが突然ストーンと落ちてしまうなんてことも・・・

恐ろしい・・・

緩んではいけない部分です。

そして鼻当てのネジ

ここはちょっと細くて1.0mmあるいは1.2mmが使われております。

カタカタ動くのはネジが緩んでいるからではありません。鼻の形に上手に合うように少し自由に動くようになっているのです。

でも、そのカタカタに影響されて緩んでしまってネジが落ちてしまってパットが外れる・・・なんて事が起きる時もあります。

そしてネジと言ったらこの部分。

蝶番のネジ

眼鏡をしまうとき、腕を折りたたむこの部分。

緩んだりする代表選手です。

腕がパタパタしたり、放っておくとネジが落ちて腕が取れてしまって掛けられなくなってしまいます。

「ネジ」

ほんの小さな部品ですが、私たちの身の回りにあるものにはほとんど全てと言っていいくらいにありふれた物です。

でも、部品と部品を強力に固定しつつ、必要とあれば取り外すして部品の交換をして修理することができる・・・なんという素晴らしい発明品なのでしょう!

ネジすごい。

眼鏡のトラブルで一番多いのは「ねじ緩み」かもしれません。

なので、緩まないように作るよう心がけています。

ネジの緩み止めもいろんな方法を試してきましたが、今はこんなものを使っております。

中身は溶けた合成樹脂。

これを全てのネジにタップリつけてシッカリしめます。タップリすぎると蝶番の隙間に入って腕の折りたたみがキツくなってしまうので適量を・・・と思っていたのですが、タップリ付けて固まったら動かして具合を合わせるようにしています。

残念ながらトラブルを完全になくす事は難しいですが、起きたトラブルから学び、その解決策を模索してゆけば、より少なくする事につながると思っております。そんなわけで、ネジの扱い方一つも日々試行錯誤の連続です。

でも、いつまでも新品のまま・・・というわけにはいきません。

身につけてご愛用になればやはり時間と共に変化は起きてしまうものです。

なので、メンテナンスは欠かせません。

特に蝶番部分はネジの緩みだけではなく、金属同士の擦れあいで少し減ってしまいそれがグラつきの原因になる事もあります。(ネジの利点はその分を増し締めできる事です)

メンテナンスは大歓迎です。メンテナンスが必要になるという事は、その眼鏡を愛用してくださっている事の証なので、とても嬉しい事だからです。

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