ネジのお話②
こんばんは!プラオプ ハセガワです。
小さいけれど、文明を支えているといっても言い過ぎでは無いかもしれない「ネジ」
もしネジがなかったらどうなっていたんだろう・・・
違う何かがその代わりをしていたのかもしれませんが、今この瞬間にネジが無くなったら・・・
そう考えたら「ネジってすごい」
そんなネジですが、眼鏡にもネジは使われているわけです。
眼鏡の腕の折りたたみ部分。そこもネジで止まっていますが、実はそれだけでは無いのです。
今、金属製のいい眼鏡に使われている素材は「チタン」が多いですが、このチタン「摩擦抵抗」が大きいのです。
要するに「滑りにくい」
ネジでギュッと締め付けるとガチっと止まって動きにくくなるのです。
それだけならチョット緩めにしておけばいいんでしょうけど、そうしたらネジが緩んじゃいますね。
でも「摩擦」が大きいという事は、畳んだり閉じたりして動かしたときに金属同士が擦れ合ってすぐに削れてしまう・・・という事が起きてしまうのです。
じゃあどうしよう・・・という事で、隙間に別の素材でできた板を挟んでおこう!となったのです。
実はチタンフレームの腕の関節には「洋白」という柔らかくて滑らかな金属でできた薄い板が挟まっているんです。
腕を外すとこうですが・・・
実は・・・
厚さ約0.1mm、穴の大きさ約1.4mm。
腕が外れてしまうと、この板(ワッシャー)がどこかへ行ってしまって、それなしで組み立てるとネジを締めてもガタガタで、なんかシックリこない・・・といいわけです。
外れてほしくは無いですし、外れないように作ってはいるのですが、やっぱり外れちゃう事も・・・
なので、プラオプ はこのワッシャーの予備を持っています。
実はいろんな寸法があるので、フレームに合わせてちょうど良いものを選ばなければなりません。
話はそれますが、なんでこんなに大きく写真が撮れるかと言いますと、「マクロレンズ」というレンズをカメラに取り付けて撮影したからです。
「マクロレンズ」は接写用のレンズ。被写体に物凄く近づいてもピントが合うので、小さな物をとても大きく撮影する事ができます。
10円玉をコピー用紙一杯の大きさに撮影できます。
これでお花とか撮ると面白いですよ!
葉っぱに垂らした水滴を撮影してみました。
うふふ、面白い。
・・・
眼鏡の腕のネジが外れて直したのになんだかパタパタするとか、動きがガリガリするとか、開き切ったと思ったらカックンともう1段階開く感じとか、そんな場合ワッシャーが無くなっている場合があります。
そして、長く愛用されている眼鏡だと、このワッシャーが削れて無くなってしまっている事もありますが、その場合はワッシャーを交換すれば大体は直ります。(直らない場合もあります)
次回は上手なドライバーの使い方でも書きましょうか。
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