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「進化の道具⑧」ー眼鏡とはなにか?ー

こんばんは!プラオプ ハセガワです。

近くを見る事が生活の中心になっている方が増えた現代。

目を「進化」させる為に「道具」を使う。

それが何かといえば「眼鏡」や「コンタクトレンズ」なのですが、「考え方を変える」とは一体どういう意味でしょう?

「進化の道具⑦」ー「見る」を進化させるー

メガネとは一体なんなのか?

光を曲げる事で、焦点を動かしたり、進行方向を変えたりします。

眼鏡を掛けて遠くの視力表を使った視力検査での「視力」が変わるのは、焦点が遠くに移動するから。

両眼で物が二重に見えるのが、眼鏡を掛けて一つに見えるようになるのは「光の進行方向」を変える効果で視線を合わせるから。

眼鏡は単に「遠方視力」を上げるのが目的ではなく、光をコントロールする事で「見える」事そのものを変える道具です。

もし仮に、私たちが家から一歩も出ず、1m以内の決まった範囲の中だけで全てが完結するような未来が来たとして、それに対応する「視覚システム」を手に入れなければならないとしましょう。

「眼鏡」も臓器のように目の一部分として考えたら、近くの距離を見るの何の力も使わないでよくなる「視覚システム」を手に入れる事ができます。

分かりやすく極端なことを言えば・・・

ピント合わせの力を使わずに近くにピントが合う」
「寄り目の力を使わずに、両眼の視線が近くに合う」

ピントについて言えば、眼鏡の焦点合わせで補う。
寄り目について言えば、眼鏡の光の進行方向を変える事で補う。

眼鏡も目の一部なのですから、近くを見る事だけに対応した「視覚システム」を手に入れて、人類の進化に対応したようなものです。
(こんな状態を作る事は可能ですが基本的に人間には合いません。あくまでです)

しかし、そんな未来に私たちは生きていません。

どんな動物よりも速く移動し、歩いては行けない遠いところまで毎日仕事に行ったり買い物をしたりする事が当たり前になっています。

そんな「進化」に対応するために今度は「視覚システム」を遠くを見る事に合わせて変えなければなりません。

眼鏡も目の一部と考えたら「眼鏡を場面にあわせて変える」という事は、その状況に合わせた「特別な視覚システム」に切り替えるという事になるのです。

つまり「眼鏡」とは「視力検査」で良い成績を取るためのものでは無く、「視覚システム」の一部として働き、人体単独では獲得できない「視覚システムの切り替え」を行う「進化の道具」なのです。

現在に生きる私たちへ

元々遠くを見ることを中心にできている私たちの視覚システム。

スマホが臓器になりパソコンが文房具になった現在、それに対応しきれなくて悲鳴を上げてしまっている人が沢山います。

もちろん、なんともない人もいますが多くの場合「疲労」を感じるものです。

でもそれは自然なことです。だって「力」を使っているのですから。

少し休んで戻る人もいます。睡眠をとったら戻る人もいます。

ところが、いつまでも疲労感が残って全身に影響がでてしまう人もいます。

周りを見渡してみて、自分と大差ない生活環境なのになぜ自分は人よりも疲れるんだろう・・・

それは「個人差」

個人差とは何か?例えば・・・

・「近視」「遠視」などによる「明視域」の位置の差
・「乱視」による「ハッキリさ」の差
・「ピント合わせ力」の大きさと質
・「ピント合わせ力」の持続力とスピード
・「ピント合わせ」の効率
・「視線のズレ」の方向と大きさ
・「視線ズレ」を補える力の大きさと質
・「視線」を動かす速さと正確さ
・「視線合わせ」の効率
・「ピント合わせ」と「視線合わせ」の連携具合

「見る」という行為は、単に「視力」だけでは分からない様々な事をスムーズに連携させて行っているのです。

問題さえわかればそれを「解決」すれば良いのです。

解決策は大きく分けて2つ「自分の能力を整え高める事」そして「自分の能力を補う事」

眼鏡は後者である「自分の能力を補う」事で「眼鏡を含めた視覚システムの最適化」をする道具(いや臓器?)です。

眼鏡が視覚システムを切り替える道具なのであれば、眼鏡が必要かどうか?に「遠くの視力」の良し悪しは関係がありません。

若かろうが、視力が良かろうが、関係ありません。

その場に応じた「視覚システム」を切り替える事で問題を解決できるのならばそれを手に入れる事が「進化」でしょう。

では「視覚を切り替える」という「進化の道具」を作る「眼鏡士」「眼鏡店」には今、何が求められているのでしょうか?

つづく!

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