遠近両用って実際どうなの?
こんばんは!プラオプ ハセガワです。
ついに、ついに来ました・・・冬将軍が・・・
初雪が大雪の長岡市です。
毎年のことなのに「ついにこの時が来たか・・・」と思うわけです。
それは良くも悪くもですからね。雪が降らないと困る事はたくさんあってその場合は先ほどのセリフもポジティブに言えば喜びにも聞こえるわけです。
ただね・・・雪下ろしはしたくないなぁ・・・とは思うハセガワでした。
さて本題。
「遠近両用って実際どうなの?」
という事で、便利に使いこなしている方もいれば慣れない、使いにくいと言う意見も耳にします。
「そろそろ自分も老眼かなぁ・・・」と感じて「遠近両用」ってどうなんだろう・・・というのは大変気になることと思います。
そこで、遠近両用の事をよく知る人たちに「実際どうなの?」という事を聞いてみました。
それは「メガネ屋さん」
普段、お客様にレンズをお勧めする立場の人が実際にはどんな眼鏡を使っているのだろうか?
そこには眼鏡レンズに対する正直な評価が隠されているだろうと思ったわけです。
今は良い時代でSNSで世界中の人と繋がれるわけですが、僕もそれを通じて会社やお店の垣根を超えた繋がりをいただいております。
そこでこんな質問をしてみました。
「老眼世代の皆様に質問です。メインで使っているメガネは遠近両用ですか?」
すると約97名の眼鏡屋さんから回答を得ることができました。
それによりますと「累進レンズ(遠近両用を含めた度数の変わるレンズ)」の普及率・・・
91.8%でございました!
眼鏡屋さんは沢山のレンズの中から選び放題です。それでも91.8%の方がメインの眼鏡に遠近両用を選んでいるのです。
もし仮に遠近両用がダメダメなのに、売りたいから勧めているとしたらこんな数字にはならないでしょう。
だって遠近じゃないレンズだって選び放題なのですからわざわざ使いにくいレンズを選ぶはずがありません。
僕たち老眼世代の眼鏡屋さんは自ら進んで遠近両用を選び、若い時と同じように「遠くと近くを同時に見る」生活を維持しようとしているのです。
遠近両用は一般的に「単焦点レンズ」といわれる度数の変わらないいわゆる普通のレンズよりも高価になる傾向があります。
ですが老眼世代に遠近両用を普及させる事で市場規模を大きくしよう!!という事は、僕は全く考えていません。
だってお困りを解決するには遠近両用を使わないと解決できないし、使っている自分からしたらこれを取り上げられたら絶望してしまうくらい大事なものだからです。
むしろそれを勧めないで、不便を我慢させて生活の質を落としてしまいかねないことの方が怖いです。
それにギリギリ見える眼鏡はすぐに寿命が来ますが、遠近両用で「見る」事に余裕が生まれたらそっちの方が長く使えてしまいます。
昔と違って単焦点と遠近両用レンズの価格差は大変小さくなり、場合によっては単焦点レンズの方が高い製品もあります。
もちろん最初は独特の見え方をして戸惑うかもしれません。しかし同じ人間である「眼鏡士」の90%以上が遠近両用を常用しているというのは、みなさんも十分に掛けられる可能性が高い事を意味しているのではないか?と思うのです。
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