ZEISS「VisuFit1000」を導入しました!
こんにちは!プラオプ ハセガワです。
さて先日4日間、改装工事でお休みをいただいたわけですが、何が変わったのか??
実は新しい設備を導入してプラオプがまた一つ進化したのです。
それが「ZEISS」のセントレーションシステム「VisuFit1000」
このでかい機械をちっさなお店に入れるには、アレをコッチにコッチにアレを・・・とお店をいじらないと入らなかったわけです。
さてこの「VisuFit1000」ですが、なんの機械なのかともうしますと、基本的には「セントレーション」を取る機械。
眼鏡のレンズは正しい角度、眼とレンズの間の距離、正しい高さで設定されなければその性能を100%発揮できません。
本来であれば歪みも少なく、中心以外でもハッキリ見える範囲の広い高性能レンズが、量産レンズ以下になってしまう事があるのです。
また、今作られている完全カスタムメイドレンズは個人で異なる顔の形とさまざまなフレームデザインによって変わる眼鏡の角度や高さや眼とレンズの距離を測定し、それをレンズ設計に組み込む事で、現在作る事ができる最高の視界を提供します。
セントレーションとは、その掛具合を数値化することです。
従来はこのようなゲージを使うシステムを使用したこともありました。
しかしこの欠点は、フレームのデザインによってはゲージとフレームが傾いて装着されたり、重量により下がり気味になったり、顔にジグが触れたり、全てのケースにうまく対応できない場合があることです。
なのでプラオプは独自の計算と一眼レフカメラを利用して装用状態を数値化していました。
プラオプで眼鏡をお作りいただいた方ならフィッティングの後に青いリングをつけたカメラで撮影された事を覚えているかもしれませんね。
これは測定の時の姿勢を選ばないので、じっとできないお子様とかにはとても便利な方法ではあるのですが、これにも欠点がありまして眼とレンズの間の距離はとれませんから私の経験による目測に頼っていたわけです。
つまり、セントレーションを正確に取るというのは結構難しいのですが、眼鏡の見え具合、見え心地に直結するのでフレームのデザインなどに影響されないシステムの必要性はずっと感じていたのです。
そしてこの度導入したVisuFit1000は9つのカメラを装備し、お顔を一回で180度撮影します。
ゲージを使う事なくかかり具合を測定でき、テンプル(眼鏡のつる)によって目が隠れてしまっても透過させる事で眼とレンズ関係を測定する事ができたりします。
また、フレームの掛け比べをあらゆる方向から見る事ができたり、さらにすごいのが・・・・
細かい機能の説明はまた今度にするとして、これでプラオプは「ZEISS」の機器を4機装備する事になりました。
VisuFit1000については全国で30台ほど、新潟県では初導入です。
特に波面収差測定器「iProFiler+」と「VisuFit1000」が連携することで、お客様の「目の個性」と「フレームの掛具合」のデータをダイレクトにZEISSに送る事ができるようになり、ZEISSの眼鏡光学の最高峰「ZEISS SmartLife Indivisual iScription」を完全な形で提供できるようになりました。
そういった高級レンズのためだけではなく、従来タイプのレンズを使う場合でもこれで測定する事で、レンズにあらかじめ定められた基準とのズレを確認することができるので、フィッティングを修正してより高精度に仕上げる事にも役立ちます。
プラオプはZEISS眼鏡レンズのフルサービスを提供できるようになり、全国でまだ6店舗の「ZEISS Vision Expert」店になりました。
今までもより正確な眼鏡作成を目指して参りましたが、より一層良い眼鏡を提供できるよう今後も進化をしてまいります。
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