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立体感を感じるためには?【深視力】

こんばんは! プラオプ ハセガワです。

新作入荷ラッシュの投稿が続いたので久々に登場です!(といっても今日も新作のアレとかコレがはいってきてます^^)

さて、先日お電話でお問い合わせいただいた件は「左右の度数が違うから、深視力の検査は難しいと言われたけど、プリズムメガネが有効か?」という質問でした。

そういえば・・・と思って「深視力の問題と対策」を解説したページを読み返してみたら・・・アレレ、ちょっと内容が足りてなかった・・・

スイマセン・・・

その前に「深視力」についてはコチラを見ていただくとして、ザックリ言えば僅かな奥行きの違いを感じる事が出来るか?という事です。

これは、両目が一緒にお仕事をして感じる「感覚」なのですが、両目の視線が正確に見ているものに向いていて、それぞれの目の中心でシッカリと見ていなければなりません。

だから「斜位」や「斜位」という視線ズレの問題に内容が偏りがちになってしまったのです・・・

ですが、その前にもっと大事な事があります!

左右の目それぞれに鮮明な映像が映っている事

です。

つまり、右目と左目に映っている映像の質が大きく違っていたら「両目で同じ物を見ている」とはなりにくいわけです。

人が立体感や奥行きを感じる能力「立体視」は非常に高等な能力なのですが、それがキチンと発揮されるには土台ができていなければなりません。

まずは「同時視」=似ている映像を両目で同時に見る事ができる事

それが出来たら「融像」=左右の映像を一つに纏める事

しかし、ここで左右の映像が大きく違うと「融像」はできないか、とてもしにくいわけです。

どういう状況でそういった事が起こるかといえば・・・・

「左右の視力が大きく違う」ことも融像をしにくくしている原因にもなっているのです。

つまり今日のブログの結論は「左右の見え方が揃うようなメガネ、あるいはコンタクトをする事で深視力は改善する事がある」ということです。

そろえられない原因がなにであるか?

先回連載した「不同視」も原因になりますし、乱視の未矯正も大きな原因になります。

「不同視」の連載記事はコチラから!

目って持っている機能や力を発揮したがっているように僕は感じています。だからこそ中途半端な状態でもナントカしようしようと努力するから疲れちゃう・・・・

目が欲しがっているキレイな映像を気持ちよく届けてあげれば、目は苦労せずに機能を発揮する。

何らかの原因で片目だけの映像しか使えない状態になっていたほうが疲労を感じにくかったりするものです。

ハッキリ見たい!という目の本能的な要求に応えてあげる事が実は快適さに繋がるんだと思います。

さて、「融像」までできると、目は左右の映像の僅かな差を利用して奥行きや立体感を感じます。この感覚が「立体視」です。これが「深視力」の良し悪しにつながるわけです。

立体視できますかな?

深視力は2.5m離れた所で前後2cmの距離の違いを感じるか?なので、ちょっとズレるかもですが、下の画像を見てください。

左右に似たような絵が描いてありますね?

イラストの真ん中の空白部分を見ます。
それから画面と顔に丁度真ん中に指を立てて、その指を見ます。

ピントと視線はその指に合わせたまま指を前後に動かすしながら画面を意識すると、ボヤけながらイラストが3つに見えるポイントがあります。
そうしたら、その真ん中に見えたイラストにユックリとピントを移してみましょう。
あくまでイラストは3つのままですよ?2つに戻っちゃったらもう一回指を見ます。

3つのままピントを画面に合わせる事ができたら、手前の草、ウサギ、木が立体的に見えると思います。(ついでに絵が小さく見えるように感じると思います)

これ、実は近くを見るのに大切な寄り目のトレーニングになってるんですよ!

あと、そうだった!プラオプには「深視力検査機」ありますから、実際に試してみる事できますよ!

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