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【事例紹介】より目とパソコン【お客様Photo!】

こんばんは! プラオプ ハセガワです。

さて今日のお話はT様の事例です。

プログラマーのT様はパソコン・モニターを2面使って作業されます。

お困りは目の疲れ、頭痛、肩こり。

今はコンタクトをメインで使っておられます。

僕は最近、近くの作業が中心で長く、そこでご苦労がある方にこのようにお伺いしています。

「もし、メガネでお困りを軽減する事ができるとしたら、メガネをメインに使っていただくようにする事は可能ですか?」

「もし、お困りを軽減する事ができるとしたら、作業専用のメガネと併用する事は可能ですか?」

長時間、近い距離を見続けるのは本来過酷な状態。そんなパソコン戦士には武器がいるのです。

今回はそれが「可能」との事なので、妥協をせずに環境に合わせたメガネ作りができそうです。

早速お測りすると、大きな問題点は「視線合わせ」

つまり、両目が一つの目標に対して視線を合わせ続けるのに大きな負担が掛かっている特長をもっておられました。

近くを見続けるためには寄り目をし続けなければなりませんが、それがもう20cmの距離でできない、いわゆる「輻輳不全」という状態。そして目を閉じると上下に視線がわかれてしまう上下斜位もお持ちだったので、両目で見る事に相当のご苦労がありそうです。

この場合、連載途中の記事でも書いたようにコンタクトレンズではそのズレに対して効果がありません。

そして、「抑制」といってその負担から逃れる為に左目のスイッチを無意識に切ろうとしてしまっています。ようはそれだけ負担が大きいと言う事です。

さらにはその負担の影響で、左目は網膜の中心からズレたところで見てしまうクセ「固視ずれ」と言う状態が固定化してしまいそうな状態でした。

結論から言ってしまえばプリズムレンズを組み込んだ眼鏡にトレーニングの併用をお勧めしたわけですが、組み込むプリズム度数は頑張ってもカバーしきれない部分だけをあぶり出し、両目が無理なく一点を見る事ができるように無理している部分だけを眼鏡でサポートしるようにして両目の視線があわせやすくなった環境を整えます。

その上で自力で合わせられる力の増強と脳に「両目で見るとはこういう目の使い方をするんだよ!」という事を教えるトレーニングが有効なのですが、そのために今回も「ブロックストリング」を併用していただく事にしました。

眼鏡の度数そのものも、パソコンまでの距離のピント合わせの負担を軽くするために「プラスレンズ処方」つまり、近視であれば僅かに弱めた度数で設定します。しかしこれは「輻輳不全」つまり寄り目が苦手な方には実は負担を増やしてしまう事があるので、今回のように寄り目をサポートする対策が無いとお困り事の軽減に繋がらない場合があります。

と、難しいお話でしたが、O様がお選びになった眼鏡はアンティークなテイストを現代的なバランスに纏めて掛けやすい「STEADY」のSTD-07

T様のふわりとした雰囲気を素敵に引き立てています!(とおもいます!)

こんなにステキに似合っちゃったら、コンタクトから眼鏡への移行も逆に楽しくなっちゃうかもしれません。そうだったらいいなぁ!

今記事を書いている途中であらためて写真をみて気が付いたのが「レンズの透明感」

これ、レンズ入っているんですよ!まるでレンズが無いみたい・・・

レンズは当店イチオシの「ZEISS:ツァイス」のレンズですが、その透明感と明るさは全然違いますね・・・

T様お写真と記事化にご協力ありがとうございました!

同じようなお困りの方の参考になったらと思います。

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