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調光(色のが変化するレンズ)のすごいやつ

こんばんは! プラオプ ハセガワです。

このあいだ、東京の四ツ谷にありますカールツァイス・ジャパンに所用でお邪魔したのですが、その時見たあるレンズにかなり感動して帰ってまいりました。

それは「調光レンズ」

紫外線が当たると透明からサングラスに変わるという不思議なレンズです。

といっても、知っている人は多いと思いますがこれは結構昔からあるものです。

そして、様々なメーカーから結構な種類が出ております。

実はこの「調光」レンズなのですが、ある専門メーカーがあって、そこに各レンズメーカーが「調光」の仕組みをレンズにコーティングしてもらっています。

それが「トランジションズ」

おそらく「調光」のシェアは世界一だと思います。

もちろん自社でそれを開発しているメーカーもありまして、日本の最大手のレンズメーカーも独自に製品化しております。

そして光学技術の最先端をゆく「カール・ツァイス」も自社開発しております。

実際にプラオプでもツァイスの調光レンズでお作りになられた方は沢山いらっしゃるのですが、実は・・・こんなに凄いものだったとは知らなかったのです・・・。

「トランジションズ」が調光の最先端をいっていると普通に思うじゃないですか(言い訳)だからその性能は良くてもトランジションズには敵わないか同等レベルだろうと思っていました・・・。

ところが・・・。

なんだこの変化のスピードの速さは!!!!

無色透明→濃い色への変化には多少時間が掛かります。最高濃度には約3分くらいは掛かる感じなので、徐々に変わってゆく感じが普通の感覚。

ところが・・・ツァイスの調光は外に出たとたんにみるみる色が変わってゆく・・・

ぶわぁぁぁぁあああああああああ!!!!っと変わってあっという間に真っ黒け!!

すごい!!

その時間はなんと1分以内、体感で30秒ぐらいでマックロになった感じでした!

これは間違いなく最速だと思います。

つい最近、色も3色追加されて従来の「ブラウン」「グレー」に「グリーン(某レイ○ンっぽい色)」「ブルー」「濃いグレー」の全5色になりました。

そして、さらに驚いたのが若干「可視光線にも反応する事」

どういうことか?というと、通常「紫外線」に反応します。

つまり紫外線がカットされている環境だと、光があっても色は付かない=透明のままなのです。例えば車の中はフロントガラスがUVカットになっています。いい車だとサイドもUVカットなので、眩しくても調光レンズはほとんど反応しません。(可視光線で反応するエクストラクティブというレンズもあります)

ところが、ツァイスの調光は車の中でも若干着色します。

その驚きの性能を試して紹介したいので、作ってみました。

色は「エクストラグレー」濃いグレーです。

車内でもコレくらいの色が付きます。

さすがにコレでは西日などの眩しさには足りませんが、でも視界は確かにマイルドになって楽ではあります。

やっぱりドライビング用は別にサングラスがまたはケミストリーが欲しいところではありますね。

屋外ではこんな感じ

条件が良いと(温度が低い、日差しが強い)ともっと濃くなります。

今お店でコレを掛けているのですが、もちろん屋内は透明なわけですが

うっかり「調光」を掛けているのを忘れてお客様をお見送りに出ると・・・

あまりの変化のスピードでサングラスになっちゃってしまうんです。

なのでココ最近いらっしゃたお客様には失礼していたかもしれません!

そんなわけで、とにかく反応が早いこのツァイスの調光レンズはかなりオススメです!

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