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コンタクトレンズとメガネの度数

こんばんは! プラオプ ハセガワです。

コンタクトレンズがメインで、外したときにメガネに掛けかえる。

コンタクトレンズには装用時間が決められていますから、メガネが不要と言うわけではありません。

では使用しているコンタクトレンズの度数とメガネの度数はそろえればいいのか?というと実は違ったりするのです。

その一番の理由は「目とレンズの間の距離」

メガネのレンズは目から離れています。狭くて9mm遠くて13mmくらい。

12mmくらい離れるのを基準にするのですが、様々な理由によって前後します。

対してコンタクトレンズは目にくっ付いている=0mmです。

今日は近視に限ったお話ですが、遠視は反対だと思ってください。

同じ矯正効果を生むためには?

近視に限るとかいっておきながら、下は遠視と凸レンズの図ですね・・・

反対の凹レンズは図が難しくなるのでという言い訳です。

レンズの位置が動けば当然、焦点の位置も動きます。

凸レンズの場合、目から離れるとピントも一緒に前に移動する。つまり「光を曲げすぎている」ように見えますから「度数が強くなっている」といえます。

近視と凹レンズの場合は逆なので、「目からはなれると度数が弱くなる」「目に近づけば度数が強くなる」のです。

なので、近視の場合、コンタクトレンズの度数と同じでメガネを作ると「矯正効果が低くなる」つまり、コンタクトと同じ視力は得られないのです。

これは度数が強くなればなるほど差が大きくなります。

眼鏡が目から12mmは離れているときと同じ矯正効果が出るコンタクトレンズの度数は以下の式で計算できます。

コンタクト度数=眼鏡度数÷(1-0.012x眼鏡度数)

これを解説し始めたら10000文字になりそうなのでカンベンしていただくとして、表にするとこんな感じ。

グラフにすると・・・

-12.00までいくと度数にして6段階のズレになります。

-12.00と同じ効果のコンタクトレンズが-10.50なので、仮に-10.50の眼鏡を作ったとすれば0.7はかなり厳しいと思われます。

コンタクトの見え方をどのようにあわせるか?眼鏡の度数はどうするか?

それは人それぞれですから、「同じ視力にする」事が正解ではない事のほうが多いかもしれません。

しかし、場合によっては眼鏡でも十分安全に運転ができたりしたいので、コンタクトと同程度の見え方が欲しい、あるいはボヤケているのを頑張ってみるよりもスッキリ見えていたほうがラクと感じる方もいます。

そして、コンタクトレンズの「目の表面に直接乗っている」という特性は、目の表面を変化させますから計算どおりならない場合もありますし、ここに乱視が加わればより考えなければならない事は増えてきます。

なので、両方ともそれにあわせた測定のうえ度数を選ばなければならないので、安易に「コンタクトレンズと同じで」あるいは「眼鏡と同じで」作る事はできません。

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