眼鏡のネジのお話④
こんばんは! プラオプ ハセガワです。
9月になりましたね。相変わらず暑い・・・
眼鏡も汗に濡れていませんか?
水洗いしてから水気を拭き取って、メンテナンスしましょう!
さて、ネジのお話4回目。
今日は腕がパタパタする以外に起きるネジのトラブルについてで最終回です。
前回はこちら↓↓↓
ネジが錆びる
チタン製のフレームなのになんでネジが錆びるのか??
チタンって錆びないんじゃないの?
なんでかといえば、ネジは基本的に「ステンレス」です。
ステンレスも錆びないというイメージですが、基本的には鉄にクロムやニッケルを混ぜた「錆びにくい」素材です。
(ステイン(錆び)+レス=ステンレス:錆びない鉄だからステンレスなんだって)
普通に使っていればいいんですが、塩分に晒され続けると錆びます。
普通に鉄が錆びたように黒く錆びます。
毎日暑い日が続いて眼鏡も汗まみれ、すると眼鏡の隙間に汗が染み込んでしまってそのまま放置されると塩分が・・・
するとネジが錆びてしまう・・・ということが起きてしまうのです。
するとネジがだんだん痩せて来て、ついには・・・
破断!!
ポッキリ折れてしまうんです。
よく起きるのが「レンズ留め」のネジ。
ある日突然レンズが外れた!!なんて事があってネジを付け直せばOK!とおもったら、実は重症だったなんてことも・・・
こうなってしまうとネジ穴の中に折れたネジが残ってしまって新しいネジを入れることができません。
残ったネジは当然ドライバーで回して取ることが出来ませんので、なかなか難しい事になってしまうわけです。
しかも錆びている事がほとんどなので、固まってしまっていて簡単には取れません。
なので特殊な工具を使ったり、場合によってはドリルでど真ん中を貫き通す・・・なんて技が必要だったりする大修理になることも・・・
汗や汚れがついたまま放置すると、それが徐々に眼鏡にダメージをあたえてしまう・・・
眼鏡を水洗いして日々の汚れをサッパリと落としておくのは、大切な眼鏡を長持ちさせる上でとても大切なことです。
ネジにはいろんな種類があります。
ネジの素材も実は色々あるのです。
さっき書いたステンレス。モネル、ニッケル、そしてチタンなどなど
18金のメガネには18金のネジが使われていて、ネジだけでもとんでもないお値段が・・・・
チタンネジを使っているフレームはあまり聞いたことがありませんが、きっと何か理由があって眼鏡の使われ方などを考え時に考慮された素材を使い分けているのだと思います。その辺の話を製造されている方のお話なんかが聞けたらまた記事が書けそうですね。
工場見学いきたいな・・・
眼鏡店で使うネジを含めた沢山の部品のカタログをみるとものすごい種類のネジがあったりします。これを見ているだけでも面白い・・・
そんなわけでネジのお話を4回にわたって書かせていただきました。
また何か新事実がわかったらこんな記事を書きたいです。
では!おしまい!!
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