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眼鏡の見え方の「違和感」について考える⑥

こんばんは!プラオプ ハセガワです。

連日暑いですね・・・

でも、花火は天気に恵まれて欲しいものです。あと少し風があると最高ですよね。

あしたはいよいよ花火大会です。

さて、連載記事の6回目は「ピント合わせの変化」が「違和感」を起こすよ!という事について。

先回の記事:眼鏡の見え方の「違和感」について考える⑤

眼鏡が変わればピント合わせも変わる(近視)

近視の方の場合で、遠くの視力を上げる為に度数を変える場合、一般的には度数が強くなる事が多いわけですが、その時に変化するのは視力だけではありません。

近くを見る時に使う力も一緒に変化します。

近視は簡単に言ってしまえば「遠くは見えにくいけど、近くは見える」目です。

そこに「遠くが見えるようになる眼鏡」を掛けたら「近くは見えなくなる」

・・・

「いやいや近くは見えますよ!」

そうですよね。オートフォーカス(自動ピント合わせ機能)がなければこうなるのです。

そう、つまり今までオートフォーカス=ピント合わせの力を使わなくてよかった近くの距離を、今度はオートフォーカスを使わなくては見えない状態に変化してしまうのです。

近視の方が「眼鏡を掛けても遠くが見えにくい」「度数が足りない」とすれば、それは「眼鏡を掛けても近視が残っている」=「眼鏡をかけても近視」なので、近くを見る時に少ないピント合わせで見えている事になりますが、シッカリ遠くが見える眼鏡に掛けかえたら、その分、今までよりも沢山のオートフォーカスパワーを使わないと近くを見る事が出来ません。

「正視」と言われる「近視」でも「遠視」でもない、いわゆる「とてもいい目」

その目は遠くがはっきり見えて、近くは必要な分のオートフォーカスを行って見ています。

コレが本来の目の仕組みだとすれば、近視で眼鏡を掛けていない、あるいは弱い眼鏡を掛けている状態はオートフォーカスをあまり使っていない状態だと言えます。

つまり、よく見える近視の眼鏡を掛けたら本来使うべきパワーを使うようになるとも考えられるわけですが、それは今までよりも沢山の力を必要とするわけですから・・・

「今までとは違う」「ちぐはぐな感じ」=「違和感」として感じられる事もあるわけです。

プラオプではどんな場合でも、どんな年齢でも「近見の視力検査」を行っております。

これは眼鏡が視力を上げるためのものではなく、「視覚」そのものを変化させる道具であり、「見る」という事はあらゆる距離において行われるからで、近くを見たときの変化も大変重要な要素であるからです。

次回は遠視の眼鏡を掛けたらどうなるのか?を書きます。

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