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サングラスは目に悪い??【2021】

こんばんは!プラオプ  ハセガワです。

連日あっちぇーですね。

日差しも強くて大変まぶしい!!

そんな夏になると又どこからか聞こえてくる「色の濃いサングラスは目悪い」とかいう話・・・。

昨日テレビを見ていたら「目の夏バテ」なんてお話が出てきてそこでこんな質問を出演者に投げかけられていました。

「目にいいのはどっち?」
1・UVカットのメガネ(無色透明)
2・サングラス

答えは1・UVカットのメガネ(無色透明)ですって。

ここで出てきたのが、もはや耳にタコができた「色のついたサングラスは瞳孔が開くから紫外線が沢山はいる」というお話。

その辺は過去に連載をしたのでリンクを貼っておきますので詳しくはソチラを見ていただくとして・・・

「連載:色の濃いサングラスは目に悪いのか?」

サングラスがまるで紫外線をカットしていないような言い方ですが、今やサングラス風の「ファッショングラス」という安価な品物もほぼ全て「紫外線99%以上カット」しています。

980円のファッショングラスを検証してみた

裏のコメリで980円のファッショングラスを買ってきました。

で、UVカットテスターにてチェックしてみると・・・

400nmの紫外線までキッチリカットしております。

そういう安価なサングラスは紫外線カットの為に何か特別な加工がされていないのか?ということでは無くて、そもそもレンズに使う材料が紫外線をカットするものなので、何か特別な加工をしなくてもそもそも紫外線カットになっちゃうんです。

ファッショングラスだってレンズはどっかから取り寄せて組み立てているわけで、そういう安価なレンズを大量に作っているメーカーがあるわけです。

紫外線カットがコーティングになっていて、それが剥がれるからサングラスには寿命がある・・・なんてこと・・・ありえないのです。だってUVカットコーティングなんかしてないんだもん。素材がそもそも紫外線カットだからしなくていいんだもん。

その辺についてはレンズメーカーから公式見解が出ておりまして、もう耳にしなくなりました。

つまり「サングラス」も紫外線は通さないのです。

「でも瞳孔広がるじゃない?」

ほうほう・・・

果たして瞳孔は広がっているのか?

そういう話を聞いたときにイメージって瞳孔がどれくらい広がるイメージですか??

暗闇の中にいる猫くらいガバッと開くって感じちゃうんじゃないでしょうか??

過去の記事の焼き直しですが・・・

眩しい昼間のナカムラ氏の瞳孔の大きさがこれ

そしてサングラスをかけて・・・

フォトショップで露出を上げて・・・

測った瞳孔の大きさ

大きくなるにしてもほんのチョットです。

今回新たに明るい屋内の瞳孔の大きさも測ってみました。

これを・・・

こう!!

瞳孔の大きさは5.38mm

屋外で暗いサングラスを掛けるよりも、明るく感じる屋内の方が瞳孔が大きいです。

何が言いたいか?というと、とても眩しい屋外で色の濃いサングラスを掛けても、サングラスの内側は部屋の中よりも遥かに明かるいという事ですから、瞳孔が暗闇みたいにバコーン!と開くなんて事はないんです。

それだけ太陽は強烈なんです。

紫外線は眩しくない。

「紫」の「外」の線。

紫って何かって言えば「可視光線」(つまり人が感じる事ができる光)の端っこで、それから外れたら目に見えません。

つまり私たち人間は紫外線を見る事はできません。

目に見えないものが眩しいわけがありません。

じゃあ眩しさの原因は目に見えるもの、つまり「可視光線」です。

ことさら「紫外線」だけが目に悪い・・・みたいな感じで、それさえ防げていればOK!!なのでしょうか?

では、透明なUVカット眼鏡で太陽が直視できますか?

無理ですね。失明してしまいかねません・・・。

日食を見る為に何も見えない位の専用グラスを使いそれでも長時間は見る事ができない位です。

強烈な可視光線で目の奥に多大なダメージを負ってしまいます。強い光をみたら残像が残るじゃないですか?あれの超強力版を食うかんじです。

紫外線は有害だけど可視光線は無害・・・なんて事はないのです。同じ光の仲間なので、強さに違いはあれど人体に影響を及ぼしているのです。

そもそも眩しいとなんで瞳孔が小さくなるのか?

それは光が強烈すぎるので目に入る量を減らそうとしている。つまり可視光線から目を守ろうとしている反応なわけです。

それでも眩しいから目を細める・・・としたら、瞳孔の大きさを小さくしたくらいでは目を守れていないと言えるのではないでしょうか?

さっき色の濃いのサングラスの下でも瞳孔はそこそこ小さい・・・という事はサングラス越しでもまだまだ光の量が強いということの現れです。

色の濃いサングラスを掛けて、やっと目をしかめて顔をしわくちゃにしなくてよくなるのなら、それは目にとって快適だし過度な可視光線から目を守る事ができているという事です。

しかも紫外線もほぼ100%カットしている。

だったら色が薄すぎて眩しさが取れないサングラスに意味があるでしょうか?ましてや透明なUVカット眼鏡で強烈な可視光線から目を守る事ができるでしょうか?

言いたいのは「眩しさを避ける事ためのサングラス」を安心して掛けていただき、目を守りながら快適に夏を過ごしてほしいという事なのです。

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