レンズの渦のお話②

こんばんは! プラオプ ハセガワです。

レンズの渦のお話2回目です。

先回は渦がなんで起きるのか?そんなお話でした。

レンズの渦のお話①

今回は気のなる渦をどうにかできないものか?

考えてみましょう。

カラーレンズを使ってみる

コバが斜めから見える、そしてそれが反射を繰り返す事で渦っぽくみえるので、コバを何とかしたらいい。

透明なレンズを削るとコバは白くなります。

例えばそれが黒いフレームにはまっているとすると、黒地に白なのでとても目立ってしまうでしょう。

じゃあコバが白くなければいいんじゃないか?

実際そうなんです。

そのへんの効果はあとで見ていただくとして、じゃあどうやったらレンズのコバに色が付くか?というと2つ方法があります。

一つはカラーレンズを使う事。

眩しさよけの効果やファッション的な意味合いで、普段使う眼鏡にも色を付けることがあります。

といっても濃い色である必要はありません。

例えば正面からみたらこんなに薄い色でも・・・。

コバはこんなに色づきます。

これがフレームと同系色であれば、渦になっても色がついてフレームに馴染んで見えます。

実際に組み込むとこんな感じです。

最初の白いレンズとはレンズの厚みが違うので、正しい比較にはならないかもしれませんがコバに色がついて真っ白よりはマシになっているように見えます。

もう一個、これはかなり強烈な効果が出る方法があります。

「コバに色を塗る」

コバの光がレンズ越しに見える。コバの光がレンズ内で反射を繰り返す・・・これが渦の原因なのですから、そもそもその光をなくしてしまえばいい。

光を出さなければどうなるかと言えば、それは「闇」です。闇を表現する色は何か?といえば「黒」です。

厳密にいって黒とは光を吸収するだけで跳ね返さないから黒くみえているのであって、それを「色」と呼んでいいのか?はさておき、コバからでてくる光をなくしてしまうにはコバを黒くしてしまえばいい。

つまり、コバに黒を塗ってしまえばそんな効果が期待できそうです。

ではやってみましょう。

おお!渦がない!(ちょっと角度が浅いけど・・・)

これはフレームが黒くないとできない技です。そのほかの色をつけた場合、その色の渦が出来上がることになります。しかし、何もしないでギラギラのままのコバが見えるよりは遥かに渦が軽減できそうではあります。

今のところプラオプでは「黒」いフレームの時だけこのような対策を行なっております。(あーあばらしちゃった)

この効果はなかなかすごくて、先日お作りさせていただいたコチラの眼鏡は約-10.00という近視の度数が組み込まれております。

前に書いた「眼鏡をもっと美しく仕上げるために」という記事で、レンズをフレームに取り付けるためにレンズのコバに刻む「ヤゲン」と呼ばれる山を最小限にして、前から見える白い線を最小限にすることで、レンズの存在感を小さくする工夫を書きましたが、そのように加工しています。

メガネをもっと美しく仕上げる為に②

そしてコバを黒く着色してセットして渦を極力消していますので、正面から見た感じはお強めな近視度数のであるようには見えないと思います。

斜めにしてもこれくらいの角度であれば渦は全く見えません。

フレームは黒なので、横から多少はみ出したレンズも同化してわかりません。

近視の方が眼鏡で気にする本当のところ。

・目が小さく写る
・輪郭線がズレる
・レンズの渦巻き

サイズとお顔のバランスを考えたフレーム選び、目に近づけたフィッティング、そして黒いフレームだからこそできた渦消しを組み合わせて、この3点の軽減を目指しました。

「レンズをなるべく薄くしたい」

さて、その理由はなんでしょうか?

単に掛けていない眼鏡を眺めて「薄い」と思えればいいのでしょうか?

実際に外した眼鏡をみてレンズが薄いかどうかを気にしているのは、ご本人と眼鏡屋だけな気がします。

本質は「眼鏡をかけた姿が自然に見えること」が「薄いレンズ」を求めている心理には隠れている・・・と思うのは僕の考えすぎでしょうか・・・?

というわけで、レンズの渦とその軽減方法のお話でした!

おしまい!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です