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【事例紹介】沢山の使い分けを整理しましょう。

こんばんは!プラオプ ハセガワです。

「遠く用」「中間用」「近く用」・・・とメガネを複数使い分けをしているとメールでご予約いただいたO様の事例です。

3本を使い分ける・・・確かに不便そう・・・せめて屋外中心用と屋内中心用の2つにまとめ、もう少し快適にできたらいいな・・・と思って考えていたのですが、ご来店時にメガネを6本お持ちになられたのでした。

スポーツ用などの用途に応じての物も含まれていたのですが、お仕事がらノートパソコンを頻繁に使い、会議では遠く離れたプロジェクターなどを見て、外出先ではスマホで細かい表や伝票などを見られるとの事。

そのつどメガネを使い分けていたのでした。

しかし、近く用ではプロジェクターが見えない・・・中距離用ではプロジェクターは見えるけど近くが見えない・・・

近視が若干強めなO様にとって、メガネを外すと今度ピントが合う距離が近すぎて仕事はしにくい・・・

いらっしゃったときO様が掛けてこられたメガネは「近く用」で遠くはあまり良く見えず大体0.5くらいの視力でした。

結論から言ってしまうと今回メガネを一つだけ提案しました。

それは「中近両用」

手元の書類、パソコンは視線の上げ下げをあまり気にせずに見える設計ですが、アゴを引けばある程度遠くが見えます。

仕事用ではこれを使えばとりあえず、近く用と中距離用を一つに纏められそうです。

コレ一本でプロジェクターも見えるように出来るわけです。

でも、最初0.5くらいの見え方の「近く用」を掛けてこられたO様にとって、この中近両用で遠くが見えないと言う風に感じるでしょうか?

測定をすると最高視力は1.0

中近両用レンズで遠くが若干見えにくくなったとしても、視力は0.8

つまり掛けてこられたメガネよりも遠くが良く見えるのです。

つまり、煩雑にメガネを取り替えなければならなかったのが掛け替えを圧倒的に少なくする事ができ、しかも遠くもソコソコ見えるとなれば、「中近レンズ」なのに「遠近レンズ的な使いたかがおそらく出来てしまうわけです。

今まではピントの合う距離が前後に狭かったのですが、中近レンズでそれが前後に大きく伸ばすことができました。

しかし、このようなレンズ。実は横が若干狭くなります。

つまり視線だけで横を見ると中心よりもボケて見える部分があるので、本当に近くだけを見るのであれば「近く専用」の眼鏡の方が広く姿勢を選ばずに見えます。

つまり、遠近や中近などの度数が変化するタイプは様々な距離をみなければいけない普段からかけっ放しにする状況に適していて、ある一定の距離にしかピントが合わない「専用メガネ」はその用途に特化したときに適しているので、「どっちが優れている」とか比べるものではありません。

眼鏡の種類が違うので状況に合わせてそれぞれを使い分けるのが最も仕事がはかどるでしょう。

O様の場合はオフィスでの仕事において、また、外出先においても「遠く~中間~近く」を同時に見なければないので、度数が変化するタイプの「中近レンズ」がそれにマッチするだろうというわけです。

多分、思った以上に遠くが見えるので、運転もしてしまえるかもしれません。

「中近両用」は運転には使用できない・・・普通はそうです。メーカーもそういっています。

しかし、視力0.5の眼鏡よりも0.8が見える中近レンズのほうが運転には適しているとは思いませんか?

選択するレンズは「中近レンズ」であっても、設定の仕方や今までの経緯などからそうでないメガネになることはよくあります。

今後視線の使い方や見え方に慣れ、使い方が身体に染み込んだら遠くを中心にした「遠近メガネ」との併用が最強だと思います。

さて、O様がお選びになったのは「Y2」です。あの一人ひとりに合わせカスタムメイドをするコンセプトYの後継モデルです。

O様は今までコンセプトYを数本お使いになっておられ、今回はY2と決めておられました!

レンズを極力薄くしたいので形は小さいタイプにして表と腕の色を変えたとてもオシャレで軽いメガネに仕上がりました!

じゃじゃーん

輪郭線のズレも映りこまず渦も無く、近視の強さを感じさせません。

左は-10.00を超えているとはとても思えない仕上がりです。

O様、ブログ掲載含めありがとうございました!

この眼鏡がお仕事で活躍してくれたら私もとても嬉しいです!

さてコンセプトYは通常2週間から一ヶ月納期が掛かるのですが、Y2はカスタムしても1週間で仕上がります。

このゴールデンウィーク中に間に合ってよかったです!

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