セルフレームの鼻盛り加工

こんばんは! プラオプ ハセガワです。

セルフレームと呼ばれる樹脂製のフレームは、「セルロイド」あるいは「アセテート」という主に綿を原料にした素材でできておりますが、板状の素材から切り出して作られております。

(対して安価なものは質感が似ているのですが、射出成型といって金型にプラスチック(ポリアミドなど)を射出して一気に大量に作るものがあります。)

鼻当てが金属製の眼鏡のようにアームになっていないで、フレームに一体化してくっついている物は、基本調整ができません。でも逆にそれがピッタリと合っていれば変形もしないので大変安定した掛け心地が得られるのですが、なかなかそういったフレームには巡り合うことは難しいでしょう。

そんな時に行うのが鼻当ての改造です。

思い切って鼻当てを切除して、金属製のフレームのようなアームを取り付ける。こうすれば細かく鼻に合わせられますし、眼鏡の高さや目からの距離もわりと自由自在になります。

鼻当てパーツを張り替える。既存の鼻当てを切除して同じアセテートでできた違う形の鼻当てに張り替えることもできます。大きなものから小さなものまで沢山の種類がありますので、その中でちょうど良さそうなものに付け替えてしまうわけです。

通常は上記の2つの方法を使うのですが、プラオプにはもう一つオプションがあります。

それは既存の鼻当てにアセテートの板を何層か貼り付けて、削って磨いて整形する方法です。

これはアームタイプがお好みなどの理由で使用できず、なおかつ既存の鼻当てでは対応しきれない時に使いますが、既存の鼻当てを付け替えるよりもかなり大きく鼻当て部分を改造することができます。

今回の記事はこの方法で鼻当てを改造した事例の紹介です。

お預かりしたフレームにはおそらく紫外線で固まる樹脂を使ってわずかに鼻盛りがされておりましたが、全く足りておらず目に近すぎて睫毛が当たり、眼鏡の位置も低くかかっておりました。

どのように改造するべきか?と言えば、鼻幅を狭めてかつ、大きく前に出るように盛り付けなければなりません。既存のパーツの張り替えでは対応が難しいものでした。

そこでアセテートの板を2層、溶着(接着ではなく同じ素材なので溶かして一体化させます。)し、十分乾燥させてからハンドリューターでガリガリ削って、紙やすりで表面を整え、バフで艶を出し、あたかも元からそういう形であったかのような仕上がりを目指しました。

高温に熱したアセテートをフレームに押しつけて形を取り、それを溶剤で溶接します。完全に乾燥させなければなりませんので3日ほど乾燥させます。

それから半日かけて整形して磨きます。

・・・という結構な手間をかけております。

アームタイプへの改造はプラオプでは¥3,300円(チタン製のパットをご希望の場合は¥5,500円です)

既製品の鼻パットを使った改造も¥3,300円です。

そして今日ご紹介した改造は¥6,600円で承ります。

これは何でもできるわけではありません。フレームの素材が「アセテート」あるいは「セルロイド」でなければできません。

最近のレイバンにはアセテートの質感によく似た異素材が使われているものがございます。その場合、アームタイプのみでの対応しかできません。

なので実際にフレームを見て検討させていただく必要がございます。

また納期は1週間いただくのですが、お店の混み具合によってはもう少し頂く場合がございます。

「かけにくい眼鏡を掛かるようにする」

「メガネのお困り専門店」プラオプの鼻盛り加工についてでした!

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